長文読解勉強法

中学生の英語学習の分野の中で、長文読解が長い間最も劣っているのはどうしてなのでしょう。

長文読解に強くなる

日本の中学生が、文章を正しく読んで理解する能力に欠けているということなのですが、これは英語についてというよりも、むしろ日本語力の不足といえます。一般に、読書をしたり新聞を読むことで論理的な思考は養えますが、活字離れが進んでいる中で、ますますこの傾向に拍車がかかっています。身の回りの様々な出来事に好奇心を持ち、日ごろから「何故だろう・どうしてだろう」と疑問を持ち、その疑問について調べて自分なりの論理を構築するという知的好奇心を養うことが大切なのです。まずは、日本語を通じて、このような能力を身に付けることが肝心です。

正しく読むことは、物事の背後に隠れている情報を推測して理解することです。正しく読むことで読解力が身に付きます。新聞、小説、論文など幅広い分野の文章に好奇心を持ち、積極的に触れ、自分自身の論理的思考力を磨きましょう。

文章には大きく分けて「会話文」「物語文」「スピーチ文」「手紙文」「説明文」の \(5\) つの形式があります。それぞれに特徴があり、「会話文」は、口語体で書かれており、口語体独特の表現を理解する必要があります。「物語文」や「手紙文」には過去形表現がよく使われています。「説明文」は、論説文や広告のインフォメーションまで幅広い分野があり、入試問題には頻出で、絵や図式などを説明するものもあれば、論説形式の長い文章などがあります。

長文問題における設問形式 傾向と対策

入試における英語長文問題には、様々な設問形式があります。それぞれの特徴と攻略法を知って、それに沿った勉強が必要です。

\(\boldsymbol{(1)}\) 単語・文法問題
*用法に当てはまり、または、異なる文や語を選ぶ問題
*語形変化問題
*文中の単語と同じか、あるいは異なる発音のものを選ぶ問題
・対策 文中のキーワードに関連した語法、用法に対しては、
*単語はつづりと発音、意味のほかに類義語や反意語といった関連語を覚える
*一度に覚えるより、日ごろからの知識の蓄積が大切
\(\boldsymbol{(2)}\) 適語補充・書きかえ問題
*空らんに適語を補充する
*カッコ内の語(句)を正しい形に書きかえる
・対策 これらの問題に対しては、
*\(5\) つ文型における同意書きかえや、同じ意味の単語と熟語などの重要事項を整理し暗記する
\(⇒\) arrive at = get to = reach, must = have to
\(\boldsymbol{(3)}\) 適文を補充する問題
*文中の空らんに与えられた選択肢から適当な文を選ぶ
*本文の内容に合うように、起こった事柄の早い順に複数の文を並びかえる
・対策 適文を補充問題に対しては、
*段落ごとの要旨(何を言っているのか)をつかみ、その要旨に合った内容の文を選ぶ
\(\boldsymbol{(4)}\) 整序英作文
*日本語意味を表す文になるように、与えられた語(句)を並べかえる
*空所に文中から適当な語句を選び入れ、本文の内容に合う文をつくる
*本文中の下線部の語句を指定された日本語の意味を表すように並べかえる
・対策 整序英作文に対しては、
*与えられた語(句)の中から重要表現や構文を見つけ出す
\(\boldsymbol{(5)}\) 内容一致問題
*本文の内容と一致または一致しない文を選ぶ
*本文の内容と一致する文の空所に適語を入れて文を完成させる
・対策 内容一致問題に対しては、
*本文と異なる内容の選択肢を消去する
*選択肢と本文との間に共通のキーワードを見つける
*日本語の選択肢では、本文の内容を理解した上で、不一致箇所を見つける
\(\boldsymbol{(6)}\) 日本語で説明する問題
*本文中の下線部の語句が表す内容を日本語で説明する
*\(it\) などの指示代名詞
*内容を説明する際、字数制限を設けるもの
・対策 日本語で説明する問題に対しては、
*「○○が指している内容」は、たいてい直前の文にあること覚えておこう
\(\boldsymbol{(7)}\) 和文英訳・英作文
*本文中の下線部の英語を日本語に直す
*本文中の下線部の日本語を英語に直す
・対策 和文英訳・英作文に対しては、
*基本文型や品詞の用法、単語の語法などを見極める
*代名詞の指示語訳す場合、文の前後関係から判断して決める
*作文の際の日本語の訳し方がカギ \(!\)
\(\boldsymbol{(8)}\) 英問英答問題
*設問中の英語の問いに対して英語で答える
・対策 英問英答問題に対しては、
*段落ごとの要旨を把握して質問に対する答えを特定する
*質問文に対しては、主語・述語・時制などを合わせる
\(\boldsymbol{(9)}\) 総合問題
*上記問題を組み合わせた内容。問題文が長く、設問数も多い
・対策 総合問題に対しては、
*段落ごとに要旨を把握し、文章を読み、解答する時間の配分などを身に付ける

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