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アルファベットの発音

アルファベットの正しい発音(よみ)をおぼえましょう。辞書の見出し語のとなりの [  ] 内に書かれているのが発音記号です。\(\boldsymbol{a}\) = エイ、\(\boldsymbol{b}\) = ビー のように発音します。ただし、「カタカナ」の発音と英語の発音ではかなり違うことが多く、ここでは、英語独特の発音を学びます。単語の発音問題は必ず出題されますので、単語を学習する時にはその発音を同時に覚えるようにしましょう。

入試過去問題例

・次の下線部と同じ発音を持つ語を
ア~エの中から \(1\) つ選びなさい
 ア ready
 イ speak
 ウ great
 エ  break

<有声音と無声音>

アルファベット文字がいくつか集まって単語になると発音の仕方が変わります。ここでは、アルファベットが単語になったときの発音のしかたを学びます。言葉を発する時、普通に呼吸する時のように人の声帯(せいたい)が広く開いて振動(しんどう)しないと、「息」だけが出るのですが、このような音を無声音(むせいおん)といいます。 反対に、声帯(せいたい)が震えて「声」となるようなとき、このような音を有声音(ゆうせいおん)といいます。たとえば、「動物園」を表す zoo [zu:][ z ] の音を出しながら両手で耳をおおってみてください。そうすると、振動が伝わるのがわかます。これが有声音です。 次に、スキーの意味の ski [ski:][ s ] の音を出すときに同じように両手で耳をおおってみると、こんどは振動しないずです。これが無声音です。

<母音と子音>

のどから出てくる声が、口の中のどこにもさえぎられないで、自由に出てくる音を母音(ぼいん)と言います。一方、音が、舌や唇(くちびる)などで一時閉鎖(へいさ)されたり、その通路がせばまって、まさつの音を生じたりする音を子音(しいん)と言います。

・単純母音
 喉(のど)から出てくる母音(ぼいん)が、\(1\) 種類だけのときこれを単純母音(たんじゅんぼいん)と言い
 ます。単純母音には音を伸ばさない短母音(たんぼいん)と、伸ばして発音する長母音(ちょうぼいん)の
 \(2\) つがあります。前に出てきたスキー ski [ski:][ i:] は、日本語の「イー」にあたります。そして、
 長母音をあらわすときには音を長く伸ばす意味の長音符号(ちょうおんふごう) ( : ) がつきます。
 もしも、この記号がつかないと「スキー」ではなく「スキ」と発音されます。

いろいろな母音


[i:] 日本語の イ とほぼ同じ音を伸ばして発音
[ i ] ほど舌に力を入れず、位置を低く少し 寄りの発音
[e] と同じかやや口を開いて発音
[ɛ] [e] よりもさらに口を開いた発音 米音によく見られる
[æ] エ と ア の中間に位置する音  の口の形から を発音
[æ:] [æ] の音を伸ばした発音
[a] 日本語の の音 ほかの母音といっしょに用いる
[ɑ] 日本語の と同じくらい口を開くが、奥の方で短く発音
[ʌ] 口をあまり開けずに奥の方で を発音
[ɑ:] と同じくらい口を開くが、奥の方で長く発音
[ɔ] [ɑ] の音をくちびるを少し丸めながら発音
[ɔ:] 口をかなり開けて舌を低く、くちびるの丸め方は弱い
[o] 舌の位置が高く、くちびるもかなり丸められて を発音 ほかの母音といっしょに用いる
[u] 日本語の より少しくちびるを丸めて発音
[u:] より少しくちびるを丸めて、前に突き出すよう発音

上のように、日本語の「アイウエオ」の音の間に英語の母音が存在していますが、これはたとえば、[ i ] の音はちょうど日本語の「イ」と「エ」の間に位置していると考えてよいでしょう。

[ə] 口をあまり開けずにくちびるを少し ア と ウ のようなあいまいな母音 常に弱くアクセントのない音節にだけ用いる
[ɚ] =[ər] 米音では舌の中ほどが上がると同時に舌先が上あごの方へ裏返り、または舌全体が後ろへ引かれる
[ɚ:] [ɚ] を伸ばした発音

・2重母音(にじゅうぼいん)

母音が \(2\) つ、\(A\) 音(左側)から \(B\) 音(右側)へ音が移動。 最初の母音が強くはっきりと発音され、終わりの音は弱くぼかされる音をいいます。

[ei] [e] より少し舌を緊張させながら エイ と発音
[ai] 日本語の アイ の音と同じ
[ɔi] [ai] より口を開け、くちびるを少し丸めて オイ と発音
[au] 日本語の アウ の音と同じ
[ou] 米音では より少し口を丸めて オウ と発音
[iɚ] =[iər] 英音では [r] を発音せず [iə]
[ɔɚ] =[eər] よりも口を開ける 英音では [r] を発音せず [eə]
[eɚ] =[ɔər]  英音では [r] を発音せず [ɔ:]
[ɑɚ] =[ɑər]  英音では [r] を発音せず [ɑə:]
[uɚ] =[uər]  英音では [r] を発音せず [uə]

・3重母音(さんじゅうぼいん)

母音が \(3\) つ、\(A\) の母音から出発して \(B\) の母音と続き \(C\) の母音に向かって移動する音 二重母音と同じ、\(A\) 音が強くはっきりと発音される音をいいます。

[aiɚ] =[aiər] 英音では [r] を発音せず [aiə]
[auɚ] =[auər] 英音では [r] を発音せず [auə]

〈いろいろな子音〉

① 閉鎖音(へいさおん)
 「または破裂音(はれつおん)」 口の中で息の通り道を一時閉じたのち、急にその閉じたのを押し開いて
  出す破裂(はれつ)の音をいいます。破裂とは、激しく裂(さ)けて 破(やぶ)れるという意味から
  きています。

無声音
[p] 「パ」行の子音 上下のくちびるで閉じる
[t] 「タ・テ・ト」の子音 舌先を上の歯ぐきにつけて閉じる
[k] 「カ」行の子音 後ろの舌面を上あごにつけて閉じる
[ts]  [t] を発音するときの舌先の位置で、 の音を息で出す
[tr] [t] を発音するときの舌先の位置で、続けて [r] の音を息で出す
有声音
[b] 「バ」行の子音 上下のくちびるで閉じる
[d] 「ダ・デ・ド」の子音 舌先を上の歯ぐきにつけて閉じる
[g] 「ガ」行の子音 後ろの舌面を上あごにつけて閉じる
[dz]  [d] を発音するときの舌先の位置で、 の音を声で出す
[dr] [d] を発音するときの舌先の位置で、続けて [r] の音を声で出す

② 破擦音(はさつおん)
  これは、破裂に摩擦が加わることをいいます。 破裂音 [ t, d ] で始まりますが、発音する部分の離し
  かた(=破裂 )がゆるやかなため、破裂音に対応する摩擦音 (まさつおん)をともなうものをいいます。

無声音
[tʃ] 「チャ・チュ・チョ」 の子音に近い 舌が [t] よりも奥の位置で上の歯ぐきに触れ、「チ」 の音を息で出す
  
有声音
[dʒ] [tʃ] の音を声で出す 「ヂャ・ヂュ・ヂョ」 の子音に近い

③ 摩擦音(まさつおん)
  口の中のある場所でせばめられた通り道から息(いき)を送り出すときに生ずる摩擦 (まさつ)の音
  をいいます。

無声音
[f] 下くちびるの内側を上の歯ぐきに当ててその間から を出す
[θ] 舌先を上前歯に軽く当て、その間から を出す
[s] 舌先を上の歯ぐきに近づけて、その間から を出す
[ ʃ ] 舌先を上の歯ぐきに近づけて、その間から を、 よりもくちびるを前に突き出す
[h] 「ハ・へ・ホ」 の子音 のどの奥の方から出すの音
有声音
[v] 下くちびるの内側を上の歯ぐきに当ててその間から を出す
[ð] 舌先を上前歯に軽く当て、その間から を出す
[z] 舌先を上の歯ぐきに近づけて、その間から を出す
[ʒ] 舌先を上の歯ぐきに近づけて、その間から を、 よりもくちびるを前に突き出す

④ 鼻 音(びおん)
  口を完全に閉じて、鼻から声を出す音を言います。

無声音
[m] [p][b] と同じくくちびるを閉じて、 という声を鼻から出す
[n] [p][b] と同じく舌先を上の歯ぐきにつけて、 という声を鼻から出す
[ŋ] [p][b] と同じく舌の後部を上あごの奥につけて、声が口から出ないように鼻から出す

   [ n ] が単語の最後に来たときは、日本語の「ン」としないで、軽く「ヌ」 と言うつもりで発音します。

⑤ 側 音(そくおん)
  母音の前の [ l ] は舌の先を上の歯ぐきにつけて、舌の両側から「ウ」と「ル」を同時に出すような音に
  なり、母音のあとの [ l ] は「ウ」 のような音になります。

有声音
[ l ] 舌先を上の歯ぐきにあてて口の真ん中の通路をふさぎ、声を舌の両側から出す

⑥ 半母音(はんぼいん)
  母音の性質を持ちますが、他の母音の前にあってそれより弱く発音されるため音節主音
  (音節の中で一番目立ち、その中心となる音)とならない音を言います。

有声音
[ j ] [i] の音から次の母音に移るときに用いる声 「ヤ・ユ・ヨ」 の頭の部分の子音
[ r ] 舌先が歯ぐきの後ろの方へ裏返り、または舌全体が後ろへ引かれて、くちびるをやや丸めて ル のような声を出してすぐ次の母音へと移動する
[w] [u] の音から次の母音へと移るときに用いる声 ワ の頭の部分の子音であるが、くちびるをよく丸めて発音

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