be 動詞am are is

  次 へ

be 動詞の基本

\(\boldsymbol{be}\) 動詞 主な学習のポイント
・主語の人称による \(\boldsymbol{be}\) 動詞の使い分け
・\(\boldsymbol{be}\) 動詞の時制 現在形と過去形
・\(\boldsymbol{be}\) 動詞の疑問文と否定文のつくり方
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

be 動詞の意味

  • \(be\) 動詞は、人や物事の様子や状態を表すことばで、「~です、ます」「~にいる、ある」といった \(2\) つの意味を表します。

私は生徒です

I \(\boldsymbol{\color{blue}{am}}\) a student.
私 は で す \(1\)人の 生 徒
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)

人称を表すことば

  • 話に登場する「人物」には、「話し手」「聞き手」「第 \(3\) 者」があります。「話し手」は自分(私)、「聞き手」は相手(あなた)話し手と聞き手以外が第 \(3\) 者になります。これら「人を表す」ことばを「人称(にんしょう)」といいます。人称には、自分(私)を表す \(\boldsymbol{1}\) 人称、相手を表す \(\boldsymbol{2}\) 人称、それ以外の第 \(3\) 者を表す \(\boldsymbol{3}\) 人称があります。 この人称を表すことばが「人称代名詞」です。代名詞は、名詞(人や物の名前を表すことば) の代わりをすることばのことです。
  • 下の図を見てください。数の上で、 \(1\) 人または \(1\) つであることを単数(たんすう)、 \(2\) 人、または \(2\) つ以上であること複数(ふくすう)といい、 その形を単数形、複数形といいます。

・人称と人称代名詞(主 語)

人称 対象 単数形 複数形 主語 名詞
\(\boldsymbol{1}\) 人称 話し手 I we 私(たち)は・が 自分
\(\boldsymbol{2}\) 人称 聞き手 you you あなた(たち)は・が 相手
\(\boldsymbol{3}\) 人称 \(3\) he they 彼(ら)は・が Tom, brother, uncle
she 彼女(ら)は・が Yuki, sister, mother
it それ(ら)は・が cat, desk, tree

これらは、いずれも文の「主語 \(S\):~は(が)」になるときの形です。また、人や物の名前の前に置いて、「~の」という意味になるときの形もいっしょに覚えます。この「~の」を表すことばを形容詞(けいようし)といいますが、後からくわしく学習します。「~の」を表す人称代名詞を下の図にまとめました。

・人称と人称代名詞(~の)

人称 対象 単数形 複数形 形容詞 名詞
\(\boldsymbol{1}\) 人称 話し手 my our 私(たち)の 自分の
\(\boldsymbol{2}\) 人称 聞き手 your your あなた(たち)の 相手の
\(\boldsymbol{3}\) 人称 \(3\) his their 彼(ら)の Tom's, brother's, uncle's
she 彼女(ら)の Yuki's, sister's, mother's
its それ(ら)の cat's, desk's, tree's

イチローは私の兄(弟)です

Ichiro is \(\boldsymbol{\color{blue}{my}}\) brother.
イチローは で す 〈私の〉 兄(弟)
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)

「~の」を表す名詞
「何々(だれだれ)の」と所有を表し、名詞の後ろに \([\;'\;]\) アポストロフィ \(S\) をつける
\(⇒\) 名詞 \(\boldsymbol{+\;'s}\) が基本

〈トムは〉アメリカ出身です
\(\boldsymbol{\color{blue}{Tom}}\) is from America.
トムは で す 出身で アメリカ
\((S)\) \((V)\) \(M\)

〈トムの〉自転車は木の下にあります
\(\boldsymbol{\color{blue}{Tom's}}\) bicycle is under the tree.
トムの 自転車は あります ~の下に その
\(M\) \((S)\) \((V)\) \(M\)

Yuki \(⇒\) Yuki's, brother \(⇒\) brother's, dog

これは、あれは

人やものを指し示して、「これは(あれは)~です」と表現します。「これ、あれ」を表すことばを 指示代名詞(しじだいめいし)といいます。指示代名詞が主語になる文には \(be\) 動詞が使われます。

this これ、こちら … 近いところの人やもの
複数形: these : 「これら
that あれ、あちら … 遠いところの人やもの
複数形: those あれら

This is a rose. これはバラです
Hello, this is Takeshi. こんにちは。こちらはタケシです
That is a piano. あれはピアノです
That is Peter. あちらはピーターです

That is \(⇒\) That's
短縮形(たんしゅくけい)といって、ちぢめた形のことです。\(→\) That's a piano. ただし、This is には短縮形がありませんので注意してください。\(\times\) This's

be 動詞の形

  • \(be\) 動詞は主語の人称と数に応じて次の \(3\) つの形に変化します。

                   
主 語単 数 複 数
\(\boldsymbol{1}\) 人称amare
\(\boldsymbol{2}\) 人称areare
\(\boldsymbol{3}\) 人称isare

\(\boldsymbol{be}\) 動詞を使った例文

He is a doctor. 〈彼は〉医者です
She is our friend. 彼女は〈私たちの〉友だちです
This is a tiger. 〈これは〉トラです
That is her dog. 〈あれは〉彼女の犬です
We are students. 〈私たちは〉生徒です
You are teachers. 〈あなたたちは〉教師です
Your mother is in the kitchen. 〈あなたの〉お母さんは台所にいます
They are maps. 〈それらは〉地図です
Ken's pencil is under the desk. 〈ケンの〉鉛筆は机の下にあります
His book is on the table. 〈彼の〉本はテーブルの上にあります

  • \(3\) 人称には性別による分類があります。また、\(3\) 人称の it は、人以外の動物や物を表すのに用います。

男 性 単数:he(彼) / 複数:they(彼ら)
女 性 単数:she(彼女) / 複数: they(彼女ら)
中 性 単数:it(それ) / 複数:they(それら)

例文の中で使われている \(in,\;under,\;on\) は、場所を表すことばで、それぞれ

in : ~の中に under : ~の下に on : ~の上に

  • を表す前置詞ということばです。\(be\) 動詞は主語の人称や数だけではく、文の表す「時」によっても変化します。動作や状態を表す時時制(じせい) といいます。時制には、今現在を表す現在時制、今より以前を表す過去時制、今よりも以後を表す未来時制がありますが、 \(be\) 動詞には、現在時制を表す現在形と、過去時制を表す過去形があります。

人称 単数形 複数形
主 語 現 在 過 去 主 語 現 在 過 去
\(\boldsymbol{1}\) 人称 I am was we are were
\(\boldsymbol{2}\) 人称 you are were you are were
\(\boldsymbol{3}\) 人称 he, she it was they
Tom, Yuki, dog, cat

  • 今を表す \(be\) 動詞の現在形は、「~です」「~にいる、~にある」を表しますが、過去形は、人や物事の様子(状態)の過ぎ去った時を述べ、「~でした」や「~にいました、~にありました」を表します。

現在形
I am a student. 私は生徒です
\(=\) 今現在生徒である
過去形
I was a student ten years ago. \(10\) 年前、私は生徒でした

  • 過去形の文は、「\(10\) 年前」 (ten years ago) という過去の時点についての事実を述べています。日本語では、現在形は「です」、過去形は「でした」と表現すればよいのですが、英語では、主語の人称や数に応じて「動詞の形」が変化します。
 

inserted by FC2 system