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代名詞のはたらき

〈名〉詞の〈代〉わりをすることばを代名詞といい、「代わりをする名詞」によって \(5\) つに分類されます。 入試問題でよく出るものは、〈代名詞の格(かく)に関する問題〉〈名詞 \(⇔\) 代名詞 への書き換え問題〉などがあります。

代名詞 主な学習のポイント
・代名詞の種類とはたらきを理解する
・人称代名詞の格や \([\;it\;]\) の特別用法を覚える
・主な代名詞のはたらきをマスターする
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

ものや人の名前を表すことばを〈名詞〉と呼ぶのに対して、名詞の〈代わり〉を表すことばを〈代名詞〉といいます。 代名詞は、前に出てきた名詞のくり返しをさけたり、ものや人の名前が分からないときにその名詞の代わりとして使うはたらきがあります。

Takeshi is fourteen years old, and he is a junior high school student.
〈タケシ〉は \(14\) 歳で、 〉は中学生です。

\(1\) つの文に、〈同じことば〉が \(2\) 回でてきた場合、\(2\) 回目のことばを代名詞に変えます。また、

Who is she ?  彼女はだれですか。

のように、相手の名前が分からないときにも使います。

代名詞の種類

代名詞は、文中での代わりをしている名詞によって、次の種類に分けられます。

人称代名詞  … 人(物)を指し示す代名詞
指示代名詞  … 物事・場所・方角を指し示す代名詞
不定代名詞  … 不特定の人やものなどを表す代名詞
疑問代名詞  … 代名詞のはたらきをする疑問詞
関係代名詞  … 代名詞のはたらきをする関係詞

人称代名詞(にんしょうだいめいし)と格(かく)

話し手、相手、および話の中で指定された人や物を指し示す代名詞を人称代名詞といい、 \(3\) つに分類されます。「私・私たち」\(=\)「話し手・自分」を表す \(1\) 人称、\((I\;/\;we)\) で 表現します。「あなた・あなたたち」=「相手」を表す \(1\) 人称は、\((you)\) で表現します。一方、「第 \(3\) 者」を表す \(3\) 人称は、\((he,\;she,\;it,\;they)\) で表現します。
他にも名詞 \((man,\;Takeshi,\;dog\;...)\)を用いる場合があります。また、 \(3\) 人称には、男性、 女性、中性のような性別があります。

人称代名詞は、人称や、性別、格、数の違いによって変化します。は、文中での他のことばとの関係をいい、 その関係によって形が変化します。代名詞の格には文中で主語になる主格(しゅかく)、名詞を修飾する形容詞になる所有格(しょゆうかく)、 動詞や前置詞の目的語になる目的格 (もくてきかく)の \(3\) つがあります。
このうち、所有格は名詞の前に置いて名詞の様子を限定して「~の」という意味を表し、目的格は動詞の後に置いて動詞の目的語に、また、前置詞の後に置いて前置詞の目的語になり「~を(に)」の意味になります。

主 格:  [主語] になる形 「~は、が」
所有格:  [形容詞] になる形 「~の」
目的格:  [目的語] になる形 「~を、に」

単数と複数

数を述べるとき、
\(1\) 人または \(1\) つを表す形を単数形
\(2\) 人または \(2\) つ以上を表す形を複数形

単数形 複数形
主格 所有格 目的格 所有代名詞 主格 所有格 目的格 所有代名詞
\(\boldsymbol{1}\) 人称 I
[ái]
my
[mái]
me
[mí:]
mine
[máin]
we
[wí:]
our
[áuə]
us
[ʌ̀s]
ours
[áuəz]
\(\boldsymbol{2}\) 人称 you
[jú:]
your
[júɚ]
you
[jú:]
yours
[júɚz]
you
[jú:]
your
[júɚ]
you
[jú:]
yours
[júɚz]
\(\boldsymbol{3}\)

男性 he
[hí:]
his
[híz]
him
[hím]
his
[híz]
they
[ðéi]
their
[ðéɚ]
them
[ðém]
theirs
[ðéɚz]
女性 she
[ʃí:]
her
[hɚ́:]
her
[hɚ́:]
hers
[hɚ́:z]
中性 it
[it]
its
[its]
it
[it]

私は生徒です。

I am a student.
私は です。 生 徒
\((S)\) \((V)\) \((C)\)
〈 I 〉:主 語 → 主 格

ケンは私の〈生徒〉です。

Ken is my student.
ケンは です。 私の 生 徒
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)
〈my〉:形容詞 → 所有格

ヒロシは私が好きです。

Hiroshi likes me.
ヒロシは 好む。 私を
\((S)\) \((V)\) \((O)\)
〈me〉:目的語 → 目的格

私は彼女〈といっしょに〉学校へ行く。

I go to school with her.
私は 行く。 ~へ 学校 ~と 彼女
\((S)\) \((V)\) \(M\) \(M\)
〈her〉:前置詞の目的語 → 目的格

この本は私のものです。

This book is mine.
この 本は です。 私のもの
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)
〈mine〉:独立所有格 = 所有代名詞

「~のもの」を表す人称代名詞を、 独立所有格(どくりつしょゆうかく)、または所有代名詞 (しょゆうだいめいし)といいます。 \(his\) は所有格の \(his\) と同じ形で、\(it\) 「それ」には 「それのもの」 という独立所有格はありません。この格は、

所有代名詞\(=\)〈所有格\(+\)名詞〉

を表しています。 また、独立所有格(所有代名詞)は、単数・複数両方とも同じ形で用いられることにも注意しましょう。
This notebook is mine.
 このノートは私のものです。
 = my notebook
These shoes are mine.
 このくつは私のものです。
 = my shoes

所有代名詞\(=\)〈所有格\(+\)名詞〉

Is this your camera ?
 これはあなたのカメラですか。
 Yes, it's mine.
 \(→\;\) Yes, it's \(\color{yellow}{my\; camera}\).
はい、私のです。

・\(\boldsymbol{a,\; the/this}\) など \(+\) 名詞\(\boldsymbol{+\;of\;+}\) 独立所有格

英語には、冠詞〈\(a,\; an,\; the\)〉、指示代名詞〈\(this,\; that\; ...\)〉、不定代名詞〈\(some,\; any\; ...\)〉と人称代名詞の所有格をいっしょに使えない決まりがあります。
 たとえば、

「マイクは私の \(1\) 人の友だちです」
 は、
Mike is a my friend.
 とは言はず、
\(\boldsymbol{of+}\)独立所有格
を名詞の後につけて
冠詞や指示代名詞をその名詞
の前に置きます。
→ Mike is a friend of mine.


〈a friend of mine〉〈my friend〉 の違いは、
a friend of mine  ―― 友人の中の不特定の \(1\) 人
my friend  ―― 特定の友人

Mike uses this computer of mine.
マイクは私のこのコンピュータを使います。

\(→\;\times\) Mike uses this my computer.


 \(1\) 人称、\(2\) 人称、\(3\) 人称をいっしょに
 並べるときは、
\(\boldsymbol{2}\) 人称 \(\gt\) \(\boldsymbol{3}\) 人称 \(\gt\) \(\boldsymbol{1}\) 人称 の順
Takeshi's brother teaches English to you, her, and me today.
タケシのお兄さんは今日、あなたと彼女と私に英語を教えてくれます。

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