助動詞 canCan

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could の用法

  • 助動詞 could は、can の過去形の他に、ていねいでひかえ目な依頼や許可の意味を動詞に付け加えます。

能力・可能

  • 以前はあることを行う能力や知識があったという意味を表し「~できた」と表現します。

\(\boldsymbol{10}\) 年前は速く泳ぐ〈ことが出来た〉

I \(\boldsymbol{\color{blue}{could}}\) swim fast ten years ago.
私 は できた。 泳 ぐ 速 く \(10\) 前 に
\((S)\) \((V')\) \((V)\) \(M\) \([\hspace{50px} M \hspace{50px}]\)

\(=\) I was able to swim fast ten years ago.

could was able to の使い分け
could には 、平叙文で、事実でないことを事実のように仮定して述べる仮定法(かていほう)という表現に使われます。したがって、「~できる」の意味では、否定文や疑問文で could を用いてもよいですが、平叙文では仮定法と混同しやすいので、 be able to を用いるようにします。

I was able to write these words. 私はこの単語が書けた
△ I \(\color{darkblue}{could}\) write these words.
I wasn't able to write these words. 私はこの単語が書けなかった
\(\bigcirc\) I couldn't write these words.
Were you able to write these words ? あなたはこの単語が書けましたか
\(\bigcirc\) Could you write these words ?

可能性・推量

  • ひょってして~かもしれない」と、現在や未来のことを推量する表現です。 特に、実現する可能性が低い事柄について述べるときに用います。

Someone knocks on the door. It could be Takeshi. 誰かがドアをノックしている。ひょっとするとタケシかもしれない
\(←\) 現在のことに対する可能性を述べる
She could visit me tomorrow. 明日、彼女はひょっとすると私を訪ねるかもしれません
\(←\) 未来のことに対して推量する

許可・依頼

  • can の代わりに could を用いると、ていねいでひかえ目な許可や依頼の表現に用いられます。「~していただけませんか」「~してもよろしいですか」という意味を表し、can を用いるときよりもていねいな言い方になります。このとき、形は過去形ですが、現在のことを表します。

〈ふつうの依頼〉
Can you lend your dictionary to me ? 私に辞書を貸してくれませんか。
〈ていねいな依頼〉
Could you lend your dictionary to me ? 私に辞書をしていただけませんか。

〈ふつうの依頼〉
Can I use your telephone ? 電話を借りてもいいですか。
〈ていねいな依頼〉
Could I use your telephone ? 電話をお借りしてもよろしいですか。

could の文に対する答え
could を使ったていねいな依頼や許可の文に答えるときも、can を使った文と同じです。 ただし、答える文には could を使わない決まりがありますので注意しましょう。

Could I use your telephone ?
\(\times\) Of course, you could.
\(\bigcirc\) Of course, you can.

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