命令文と感嘆文Meirei

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命令文

  • 命令をしたり、頼みごとをしたりする文を命令文といいます。命令文では、、ふつう、動詞の原形ではじめ、主語を省略します。

命令文・感嘆文 主な学習のポイント
・命令文の \(\boldsymbol{4}\) つの種類を知る
・命令文に対する答え方をマスターする
・感嘆文の意味と形を理解する
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

  • 単語が集まってあるまとまった意味を表すのが文 (Sentence) です。英語の文は、主題を示す主部と、主部を説明する述部から成っています。主部の中心となるのが主語、述部の中心が述語動詞になりますが、述部にはほかにも目的語補語があり、この \(4\) つが文の要素で、骨組みになります。文は、この骨組みを中心に、様々な修飾語句が加わってできているのです。
  • 文は、意味の上から \(4\) つに分けることができます。また、文は大きく、文中に否定語を含む否定文と、否定語を含まない肯定文(こうていぶん)に分かれます。

文の種類 肯定文 否定文
平叙文(へいじょぶん) 事柄をそのまま述べる文 \(\bigcirc\) \(\bigcirc\)
疑問文(ぎもんぶん) もの事をたずねる文 \(\bigcirc\) \(\bigcirc\)
命令文(めいれいぶん) 命令や依頼する文 \(\bigcirc\) \(\bigcirc\)
感嘆文(かんたんぶん) 驚きや喜びを表す文 \(\bigcirc\) \(-\)

  • 図のように、感嘆文だけ否定文がありません。命令したり、依頼したりするとき用いる命令文をつくるには、次のようにします。

・動詞を文の始めに置く
・動詞の原形を用いる
・ふつう主語を省略する

ここへ来なさい

Come here.
来なさい ここへ

立ちなさい

Stand up.
立ちなさい 上へ

  • 命令文は「相手 \(=\; \boldsymbol{you}\) 」に対して述べる文なので、主語を省略しても意味が通じます。

肯定命令文

\(\star\) 一般動詞の命令文
相手に対して、「~しなさい」と、動作を命じる言い方に用います。

Close your eyes. 目を閉じなさい。
Listen to these questions carefully. これらの問題を注意深く聞きなさい。
Answer these questions. これらの質問に答えなさい。

\(\star\) 呼びかけの命令文
命令文に相手の名前をつける言い方です。呼びかけのことばは文頭、文末のどちらにも置けます。

トム、着席しなさい

\(\boldsymbol{\color{blue}{Tom},}\) sit down.
ト ム 座 れ 下 へ
\(M\) \((V)\) \(M\)
\(=\) Sit down, \(\boldsymbol{\color{blue}{Tom}.}\)

\(\star\) \(\boldsymbol{be}\)動詞の命令文
「\(\boldsymbol{Be+}\)形容詞」の形で、相手に対して、「~しなさい、~でありなさい」と、ある状態を命じる言い方に用います。

静かにしなさい

\(\boldsymbol{\color{blue}{Be}}\) quiet.
~でいなさい 静かな

友だちには親切にしなさい

\(\boldsymbol{\color{blue}{Be}}\) kind to your friends.
~でいなさい 親切な ~ に あなたの 友だち

please を含む命令文

  • please 文頭または、文末置いて、「~してください」と相手に依頼する言い方です。 please を文末に用いるときは、コンマ「\(\;,\;\)」で区切ります。

Write your name here, please. こちらに名前を書いてください
\(=\) Please write your name here.

否定命令文

  • \(\boldsymbol{Don't+}\)動詞の原形 の形で、「~してはいけない」という意味になります。

Don't swim in this river. この川で泳いではいけません。
Don't be late, Tom. トム、遅れてはいけません。
\(=\) Tom, don't be late.

Let's の文

  • Let's Let us の短縮形で、「~させる」と言う意味があります。「私たちに~させろ」と自分自身に向かって命令することから、「~しましょう」という勧誘(かんゆう)の意味に発展したと言われています。

文の形 : Let's + 動詞の原形 ...

図書館へ行きましょう 

\(\boldsymbol{\color{blue}{Let's}}\) go to the library.
しましょう 行 く ~に そ の 図書館
\((V\;\cdot\;O)\) \((V)\) \([\hspace{70px} M \hspace{70px}]\)

\(\star\) 否定文
「~しましょう」の否定は、「~するのはやめましょう、よしましょう」となり、次の形で表現します。

Let's not + 動詞の原形 ….

Let's not go fishing this afternonn. 今日の午後は釣りに行くのを止めましょう

命令文に対する答え方

  • 「~しなさい、~してください」 に対しては、「わかりました、そうしよう」のように答えます。

Tom, open the window. トム、窓を開けてください。
All right. / Okay (OK / O.K.) [oukei] わかりました〈いいですよ〉

  • 一方、Let's ~ の文に対しては、次のようにします。

肯定の答え:Yes, let's. 「ええ、そうしましょう」
否定の答え:No, let's not. 「いいえ、やめておきましょう」

Let's go on a picnic. ピクニックに行きましょう
〈肯定の答え〉
Yes, let's. そうしましょう
または、
Sure. / Certainly. いいですよ

〈否定の答え〉
No, let's not. Let's play a game in my house. いいえ、やめておきましょう。家でゲームをしましょう。

\(\boldsymbol{\star}\) You のついた命令文
本来省略してもよいものをわざわざ用いることで、\(\boldsymbol{you}\) を強調します。

You, study English every day. 君! 毎日勉強しなさい。
Ken, you stay here. ケン、あなたはここにいなさい。

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