冠詞・名詞Noun

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名詞の性と格

  • 名詞には男性・女性・中性 \(3\) つの性があり、それらに応じて受ける代名詞が決まります。また、名詞には代名詞と同じく、文中における文法的な役割りであるがあります。

 

名詞の性

  • 名詞には性別があるので、それを受ける代名詞ももとの名詞の性別に合わせる必要があります。

\(\boldsymbol{a)}\) 男性を表す名詞
男性を表す名詞は、代名詞 \(\boldsymbol{he}\) で受けます

boy (少年) father (父親)
brother (兄弟) uncle (おじさん)
son (むすこ) man (男性) など

\(\boldsymbol{b)}\) 女性を表す名詞
女性を表す名詞は、代名詞 \(\boldsymbol{she}\) で受けます

girl (少女) mother (母親)
sister (姉妹) aunt (おばさん)
daughter (むすめ) woman (女性) など

\(\boldsymbol{c)}\) 中性を表す名詞
中性を表す名詞は、代名詞 \(\boldsymbol{it}\) で受けます

desk (机) flower (花)
tiger (星) book (本)
baby (赤ん坊) child (子供) など

  • child baby 、またはペットなど、ふつう、性別がはっきりしないものは \(\boldsymbol{it}\) で受けますが、はっきりしていれば he, she で受けます。

What is your father ?
〈お父さんは〉何をなさっていますか。
―― He is a doctor. ―― 医者です。
That baby is pretty. Is it a boy or a girl ? あの〈赤ん坊は〉かわいい。男の子ですか、それとも女の子ですか。

名詞の格

  • 代名詞と同じく、名詞にもがあります。格は、文中で主語や修飾語になる形をいいます。名詞の場合、主格と目的格は同じ原形を用い、所有格と独立所有格には原形に \(\boldsymbol{\color{blue}{’s}}\) をつけます。

〈主格=主語〉
Taro walks to school every day. タローは〉毎日歩いて学校へ行きます。

〈所有格=形容詞〉
Taro's mother is a nurse. タローの〉お母さんは看護師です。

〈目的格=\(\color{blue}{with}\) の目的語
I play tennis with Taro after school. 私は放課後〈タローと〉テニスをします。

〈所有代名詞〉
Is that bicycle yours or Taro's ? あの自転車は〈あなたのものですか、それともタローのもの〉ですか

[ 's ] のつけ方

単数名詞 : ’s をつける

John → John's mother → mother's car → car's

複数名詞:
-s[-es] がつく形
その名詞の語尾に [ ' ] をつける

boys → boys' ladies → ladies'

-s[-es] がつかない形
その名詞の語尾に [ 's ] をつける

men → men's children → children's deer → deer's

She is very big, so she wears men's shirt. 彼女はとても大柄なので、男性用のシャツを着ている。
Keiko goes to a girls' high school 女子高に通っています。

所有格の意味
\(\boldsymbol{A}\) の \(\boldsymbol{B}\)」というとき、所有格はふつう名前の通り「~が所有する」 が本来の関係になりますが、ほかの場合もあります。

my son's picture 息子

A B を所有:所有格 \(-\) 息子が所有する絵
A B の主体:主 格 \(-\) 息子描いた絵
A B の対象:目的格 \(-\) 息子描いた絵

所有格の注意すべき用法
父のこの車」というとき、冠詞や指示代名詞などの限定詞と所有格を並べて使うことはできません。このようなときは、次のような形を用います。

a [this / some ...] + 名詞 + of + 所有格

Any student of my school's can use it. 学校の生徒ならだれでもそれを使えます
This new novel of Jim's is very interesting. ジムのこの新作の小説はとてもおもしろい

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