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受験勉強計画

受験勉強計画は \(2\) 学年の \(1\) 学期までには立てましょう。具体的には、

\(1.\) 自分の志望校を決める
\(2.\) 受験日までの月間、週間の学習目標を決める
\(3.\) 詳細な学習内容を決める

の順で行います。 英語では、標準校の場合、習得すべき英単語数は \(1000\) 語(高校入試)、\(3000\) 語(大学入試)程度が目安であり、難関校の場合それぞれ \(1500\) 語(高校入試)以上、\(4500\) 語(大学入試)以上必要になります。英単語を覚えようとするとき、 その単語の [意味] [つづり] [発音] [用法] [類義語・対語] [派生語] などを理解できて初めて「覚えた」と言えます。このような覚え方だと、理解するのに \(1\) 時間当たりせいぜい \(6\) 語程度、\(10\) 語覚えられれば相当な集中力です。 たとえば、標準レベルの私立大学をめざす人が、高校課程で覚えなければならない単語は約 \(3000\) 語ですから、時間当たり \(6\) 語暗記するとして掛る時間は約 \(500\) 時間です。\(1\) 年は \(365\) 日。毎日 \(7\) 時間勉強するとして \(1\) 年間の勉強時間は約 \(2550\) 時間です。 英単語習得だけで、全体の実に \(2\) 割の時間を費やすことになるのです。ここで考えていただきたいことは、受験教科がいくつあって、\(1\) 教科に必要な習得時間がどれくらいかを頭に入れることです。 \(1\) つの教科にはそれぞれ学習分野があり、英語では、英単語(熟語)・英文法・長文読解・リスニングなどを言い、数学では、代数や図形などを言います。このように分野別に学習内容の量を把握して時間数に置き換えてみれば、おおよその習得時間数を割り出せるはずです。 他の教科にもぜひ当てはめてみてください。そして、なるべく早い時期に志望校を決めて、入試までの勉強計画を立てることをお勧めします。このように考えれば、\(3\) 学年の夏では遅いことが分かるでしょう。超進学校では \(1\) 学年のうちに \(3\) 年分の課程をすべて学習し終わって、 残りはひたすら受験対策にあけくれるところも多く、遅くとも \(2\) 学年の \(2\) 学期ごろまでには決めておきましょう。\(3\) 年生になってものんきに構えている人は、きっと、自分がこの学校に入学するには何をどのくらい学習する必要があるのかを具体的に知らないのです。受験勉強計画は、

自分の志望校を決める
受験の日まで月間・週間の学習目標を決める
具体的な学習内容を決める

の手順で立てましょう。どのようなレベルで、受験に必要な科目がいくつあるかなど、希望する学校によって違ってきますから、まず第一に、志望校を決定することから始めるべきです。大学受験ではよりこのことが明確になるはずです。

標準校入試対策

公立高校や標準レベルの私立大学を志望する人は、まず基礎固めを最重点に行い、さらなる実力アップに向けて問題集に取り組みます。入試の過去問も積極的にこなしましょう。 入試本番では、標準的な問題の \(9\) 割以上を解答できることを目指してください。ケアレスミスは命取りとなりますのでくれぐれもミスをしないように。

難関校入試対策

難関私立高校にはその学校特有の問題が出ることが多く、基礎がある程度固まった時点で志望校の過去問を手に入れて、出題の傾向に沿った学習 を進めていく必要があります。早ければ早いほどよいでしょう。 大学受験では、標準的な私立大学も含めて知っていほしい基本的なこととして、大学の種類や学部毎に受験教科や教科の数が異なるということがあります。加えて、その教科ごとの配点の比重も異なるということです。たとえば、東京大学理科 \(1\) 類の \(2\) 次試験の場合、受験科目は国・数・理・英の \(4\) 教科でそれぞれの得点配分は \(1:3:3:3\) の割合 となっており、理系にもかかわらず、国語と英語が受験科目にあり、 しかも英語の配点比重が高いことが分かります。計画のスタート段階として、まず、自分の目指す大学のこの種の情報をしっかりつかんでおきましょう。 難関大学の場合も、学部によって特有の問題が出題されることがあります。たとえば、外国学部や人文学部の英語の問題にはあるテーマに基づいて \(200\) 字前後の英作文が出題されています。先の東京大学理科 \(1\) 類の英語でも英作文の問題が 出題されています。そのため、早めに過去問を入手して出題傾向を知り、そのための特別の勉強法を実行しなければなりません。\(2\) 学年の夏ごろから始めるようにしましょう。 先ほど難関校には難関校特有の問題が出題されることが多いと申し上げました。大学によっては、かつてお目にかかったことのないような難問が出題されることがあります。そこで、それらの問題に気をとられて最も大切な標準レベルの問題をおろそかにしてはいけません。 合格するということは、受験すべき必須科目数の合計点が合格点に達しているということです。難関校の入試問題の \(100\) パーセントがそういう問題ばかりなどということはあり得ません。入試では、標準レベルの問題は \(9\) 割以上解答できることを心がけること。 その結果として、全体で \(6\) 割を得点 できれば合格につながるはずです。

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