不定詞Infinitive

形容詞を修飾する不定詞

  • 形容詞のに不定詞が続くと、形容詞の意味を限定します。このとき、不定詞の動詞部分または「動詞 \(+\) 前置詞」部分文の主語には次のような関係があります。

\(\boldsymbol{1)}\) V + O の関係
difficult, easy, hard などの場合、不定詞の動詞部分と文の主語が V + O の関係になります。

この物語は理解しにくい
むずかしい \(\leftarrow\) 理解することが

This story is difficult to understand.
こ の 物語は で す むずかしい 理解す る点で
\(M\) \((S)\) \((V)\) \((C)\) \(M\)

\(\rightarrow\) understand this story

この形で用いられる形容詞

easy (やさしい)  difficult (むずかしい)  impossible (不可能な)
hard (むずかしい)  painful (つらい) ...

発展学習
形式主語の \(\mathbf{it}\) を用いた文
この形の文は、形式主語の \(\mathrm{it}\) を用いたものに書きかえることができます。

Mr. Smith is easy to talk to. スミス先生は話しやすい (人だ)

\(=\) \(\boldsymbol{It}\) is easy to talk to Mr. Smith.
で す しやすくて ことが 話す スミス先生
\((\boldsymbol{\color{crimson}{S'}})\) \((V)\) \((C)\) \([\) \((\boldsymbol{S})\) \(]\)

  • 英語は日本語と違い、伝えたいことや結論を先に述べる傾向にあります。また、不定詞句のような長い主語を避けたがります。このようなとき、 it を主語の代わりに文頭へ置いて本当の主語を後ろに置くようにします。ただし、この it は訳しません。

\(\boldsymbol{2)}\) S + V の関係
afraid, happy, sad などの場合、不定詞の動詞部分と文の主語が S + V の関係になります。

ごいっしょできてうれしいです
うれしい \(\leftarrow\) いっしょに行くことが

I am happy to go with you.
私 は で す うれしい 行 く ことが ~ と あなた
\((S)\) \((V)\) \((C)\) \([\) \(M\) \(]\)

\(\rightarrow\) I go with you

この形で用いられる形容詞

afraid (こわがる)  glad (うれしい)  happy (うれしい)
sad (悲しい)  sure (確信して) ...

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