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数学学習のテーマ

数学の入試対策においても、文章読解力が問われます。長く複雑な問題文を読んで求める答えが何かを理解した上で、正しい数式を立てる手順「解き方」を身につける能力を養います。

中学校での学習が小学校と大きく変わる点は、教科書や問題文に使われる「ことば」、「文体」だろうと思います。たとえば、小学校では、

「コンパスなどを使ってひとまわりしてかいた、まるい形を "円" といいます」

といった、相手に話しかけるような「話し言葉(口語体)」で述べられていたのに対し、中学校では、

「平面上のある \(\boldsymbol{1}\) 点からの距離が等しい点の集合でできる曲線を "円" という」

のように、ことばの表現が複雑に変化します。「書き言葉」や「文語体」といわれるものです。生徒たちの多くは、最初にこのような変化にとまどい、内容を理解できずに「苦手意識」におちいってしまいます。まずはこの独特の文体に慣れることが大切です。文語体に慣れるには、 何より日本語力をつけること。それには、読書が最も効果的です。いろいろな複雑で表現の豊かな文章をくり返し読んでいくうちに、自然とこのような文体に慣れてきます。読むだけでなく、テレビやラジオのニュースなどを聞くのも英語の聞き取りと同じで、とても有効です。中学数学は大きく、計算(代数)と図形(幾何)の \(2\) つで構成され、\(1\) 学年では、その基礎を、中 \(2\) 以降ではその応用を学習するようになっています。 \(1\) 学年の学習が不十分だと、\(2\) 学年以降の内容には対応できないことになります。英語のように、複雑な表現を使わなくても同じ内容はいくつもあり、どれかを使えば相手に通じるというものではなく、数学では、分からなければ、必ず前に戻って理解し直す必要があります。数学がよく「積み上げの学問」と言われる理由がここにあります。

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