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助動詞 can, may

疑問文や否定文にしたり、動詞に新たな意味を加えるときに用いるのが助動詞です。文が複雑になるにつれて、動詞だけでは話し手の気持ちを十分相手に伝えられない場合があります。このようなとき、助動詞が役に立ちます。\(can\) は、「能力」「可能」「許可」「依頼」「推量」などの意味を表し、\(may\) は、「許可」や「推量」を表します。

助動詞 主な学習内容
助動詞のはたらき
can, may
must, should, had better など
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助動詞の主なはたらき

助動詞が文中でどのようなはたらきをするかをもう \(1\) 度復習しておきましょう

① 助動詞〈\(\boldsymbol{\color{crimson}{be}}\)〉
 ―― 進行形や受動態をつくる

\(be\)動詞は、動詞のほかに、助動詞としても用いられます。〈\(be+\)現在分詞〉の形で進行形を表しますが、このときの〈\(be\)〉は助動詞で、現在分詞といっしょになって述語動詞になります。 受動態(じゅどうたい)については\(3\)学年でくわしく学習します。

He \(is\;making\) a model ship.
\(is\; making=(V)\)
 彼は模型の船をつくっています

② 助動詞〈\(\boldsymbol{\color{crimson}{do}}\)〉
 ―― 疑問文や否定文をつくる

\(be\)動詞は、文頭に置いて疑問文にしたり、その後に \(not\) をつけて否定文にできますが、 一般動詞はそれができません。そこで、助動詞の \(do\) を使います。

Do you like chocolate ?
 チョコレートは好きですか
Yumi doesn't have coffee for breakfast.
 ユミは朝食にコーヒーは飲まない
Did you go to the library yesterday ?
 昨日図書館へ行きましたか

③ 助動詞〈\(\boldsymbol{\color{crimson}{have}}\)〉
 ―― 完了形をつくる [\(have/has+\)過去分詞]
 完了形については \(3\) 学年で学習します。

助動詞 can

「~する、している」という動詞に助動詞 \(can\) がついて、次のような意味を表します

can, could

「可能・能力:~できる 「許可:~してもよい 「依頼:~してください
「可能性・推量:~の可能性がある、 ~のはずがない、~のはずがあろうか

Takeshi can swim fast.
 \(←\) 泳ぐ〈能力がある〉
We can get there by ten.
 \(←\) 到着が〈可能だ〉
You can use this.
 \(←\) 使うことを〈許可する〉
Sports can be dangerous.
 スポーツには危険な面がある
 \(←\) 危険な〈可能性がある〉
He cannot be a thief.
 彼がどろぼうのはずがない
 \(←\) どろぼうでない〈かなりの確信がある〉
Can the news be true ?
 そのニュースははたして本当だろうか
 \(←\) 本当であることに〈かなり疑問がある〉
Can you help me with my homework ?
 \(←\) 手伝うことを〈依頼します〉
Can I use your telephone ?
 電話をお借りしてもいいですか
 \(←\) 使っても〈いいですか〉

\(can\) は「~できる:能力」が基本の意味になり、「依頼」や「許可」、「可能性」に発展します。

This theater can seat three thousand people.
 この劇場の収容人員は\(3000\)人です。
 \(←\) \(3000\)人を着席させることが可能だ
また、

Can you come to the party tonight ?

のように未来のことでも予定を表す場合は can を用いることができます。

\(\boldsymbol{be\;able\;to}\)

\(can\) が使えないときの代用
・\(can\) に未来形がない
Mary will be able to ride a bike soon.
・ほかの助動詞と使えない
We may be able to see the star tonight.

〈could〉の用法

 ―― 「過去の能力・可能:~できた」のほかに、
 ―― 「ていねいな依頼・許可:~していただけませんか、~してもよろしいですか

\(could\) は過去形ですが、現在のことを表していることに注意してください。

I could run fast when I was young.
 \(←\) 速く走る〈能力があった〉
We could swim in the river ten years ago.
 \(←\) 泳ぐ〈ことが可能だった〉
Could you pass me the sugar, please ?
 砂糖を取っていただけますか
 ―― Here you are.
 ―― はい、どうぞ。
Could I use your computer ?
 コンピュータを使ってもよろしいですか
 ―― Yes, you \(\color{blue}{can}\).
 ―― いいですよ。

\(\times\) Yes, you \(could\)
は間違い。答えには \(\color{blue}{can}\) を用います

may, might

 ―― 「許可:~してもよい
 ―― 「推量:~かもしれない、~のこともある

過去形の \(might\) は時制の一致で \(may\) の過去形として用いられるほかに、 ていねいで控え目な表現に用います。これも、形は過去形でも現在のことを表します。

May I come in ?
 入ってもいいですか。〈許可
 ―― Sure.
 ――どうぞ。
May I open the window ?
 窓を開けてもいいですか。
 ―― I'm sorry, you can't.
 ―― いいえ、だめです。
May I see your driving licence, please ?
 運転免許証を見せてもらえませんか。〈依頼
 ―― Here you are.
 ―― はい、どうぞ。
Might I use your telephone ?
 電話をお借りしてもよろしいでしょうか
 ―― Of course, you \(\color{blue}{can}\)
 ―― もちろん、いいですよ。

\(\times\) Of course, you \(might\).

は誤り。答える方は \(\color{blue}{can}\) を用います。口語(話し言葉)では \(May\;I\; …\; ?\) の代わりに \(\color{blue}{Can\;I\; …\; ?}\) を用いるのが一般的です。 
\(May\;I\; …\; ?\) に対する答え方としては、Yes, you may.No, you may not. を用いるのは、目下の人に向っていう表現とされ失礼なときがあります。よって、ふつうは次のように答えます。

〈肯定の答え〉
 ―― 「ええ, どうぞ

Yes, certainly [of course]. Sure. Why not ?

〈否定の答え〉
 ―― 「いいえ、だめです

No, I'm sorry.
I'm sorry, you can't.
I'm afraid you cannot.

\(may,\;might\) は「許可・依頼」を表すほかに、「推量:~かもしれない」を表します。

This English book may be difficult for you.
 この英語の本はあなたには難しいかもしれない
She might be at home now.
 もしかすると、彼女は今家にいるかもしれません
 ていねいで控え目な表現 \(may\) よりも可能性が低い
John may not come to the party.
 ジョンはパーティーに来ないかもしれない
 

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