不定詞Infinitive

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形容詞的用法

  • 不定詞が文中で(代)名詞を修飾するはたらきを、不定詞の形容詞的用法といいます。このとき、不定詞句は 「~するための、~すべき」という意味を表して、(代)名詞の後ろに置きます。

今日は仕事がたくさんある 仕事 \(\leftarrow\) すべき

I have a lot of work to do today.
私 は 持っている たくさんの 仕事を すべき 今 日
\((S)\) \((V)\) \([\hspace{70px} M \hspace{70px}]\) \((O)\) \([\hspace{50px} M \hspace{50px}]\) \(M\)

-thing, -one, -body の代名詞

これらの語を形容詞が修飾する場合、形容詞は常に後に置くので、形容詞用法の不定詞はさらにその後に置きます。

Do you want something to drink ? 何か飲み物はいかがですか
何か \(\leftarrow\) 飲むべき

何か温かい飲み物はいかがですか
何か \(\leftarrow\) 温かい \(\leftarrow\) 飲むべき

Do you want anything \(\mathbf{hot}\) to drink ?
ますか あなたは 欲する 何かを 温かい 飲むすべき
\((V')\) \((S)\) \((V)\) \((O)\) \(M\) \([\hspace{50px} M \hspace{50px}]\)

不定詞と (代)名詞の関係

形容詞用法の不定詞と不定詞が修飾する(代)名詞との間には次のような関係があります。

\(\boldsymbol{1})\) 意味上、(代)名詞が不定詞の主語

ケンには助けてくれる人がいる
だれか \(\leftarrow\) 助けるべき

Ken has someone to help him.
ケンは 持っている だれか 助けるべき 彼 を
\((S)\) \((V)\) \((O)\) \(M\)
\(=\) \((S)\)Someone \((V)\)helps him

\(\boldsymbol{2})\) 意味上、(代)名詞が不定詞の目的語

何か食べ物はいかがですか
何か \(\leftarrow\) 食べるべき

Do you want anything to eat ?
ますか あなたは ほしい 何かを 食べるべき
\((V')\) \((S)\) \((V)\) \((O)\) \(M\)
\(=\) \((V)\)eat \((O)\)anything

\(\boldsymbol{3})\) (代)名詞が前置詞の目的語
不定詞に修飾される(代)名詞が不定詞の後の前置詞の目的語になることがあります

マイクは住む家を探している
 \(\leftarrow\) 住むべき

Mike is looking for a house to live in.
マイクは い る 探  し  て 家  を 住 む べ き
\((S)\) \((V')\) \((V \cdot C)\) \(M\) \((O)\) \(M\)
\(=\) live \(\mathbf{in}\) a house

  • このような形は、主に不定詞の動詞部分が自動詞の場合に用いられます

check
前置詞の決定
不定詞の後の前置詞の目的語によって用いる前置詞を使い分けます
Jim has nothing to write (  ). ジムには書くものがない

書 く も の
筆記用具 (〇〇書く) Jim has nothing to write (\(\mathbf{with}\)).  \(\leftarrow\) write with \(\bigcirc\;\bigcirc\)
用  紙 (〇〇書く) Jim has nothing to write (\(\mathbf{on}\)).  \(\leftarrow\) write on \(\bigcirc\;\bigcirc\)
書く内容 (〇〇書く) Jim has nothing to write (\(\mathbf{about}\)).  \(\leftarrow\) write about \(\bigcirc\;\bigcirc\)

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