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前置詞 (ぜんちし) とは ?

前置詞は、名詞や代名詞の前に置いて、それらとひと固まりになって (く)をつくり、ひとつの単語のはたらきをさせる詞(ことば)をいいます。 前置詞句は、形容詞や副詞のはたらきをして、場所や時など様々な意味を表します。また、前置詞の後ろにくる名詞や代名詞を、前置詞の目的語といいます。
*目的語:前置詞の示す性質が及ぶ対象(=目的地)

前置詞 \((1)\) 主な学習のポイント
・前置詞とは \(\boldsymbol{?}\)
・前置詞の種類とはたらき
・\(\boldsymbol{There is (are)\;\sim .}\) の文
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

前置詞のはたらき

文中で、前置詞\(+(\)代\()\)名詞 の形になって、形容詞副詞のはたらきをします。

形容詞句  … 名詞の後ろについてその名詞を直接修飾
副詞句  … 動詞や形容詞、別の副詞を修飾

Look at the picture on the wall.
壁に掛かった絵をごらんなさい [形容詞句]
She put the vase on the table.
彼女はテーブルの上に花びんを置いた [副詞句]

「場所」を表す前置詞

空間や位置関係、方向、方角など「場所」を表す前置詞は、その意味合いの違いによって様々な使い分けをします。

at,  on,  in

~に(で)」と、場所や位置関係を表す前置詞です。 これらは、主に場所の広さの範囲によって使い分けます。

at

場所の前置詞の中で、 その場所や位置の\(\boldsymbol{1}\) 点という狭い地点を表します。

 ジムは学校〈〉英語を勉強します。
Jim studies English at school.
ジムは 勉強する 英語を ~で 学 校
\((S)\) \((V)\) \((O)\) \([\;M\;]\)
名 詞 他動詞 名 詞 前置詞 名 詞
at school が「学校という狭い \(1\) 点で」 の意味の副詞句になります。

 彼は東京大学〈〉学生です。
He is a student at Tokyo University.
彼 は です。 \(1\) 人の 生 徒 ~で 東 京 大 学
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\) \([\;M\;]\)
代名詞 \(be\)動詞 冠 詞 名 詞 前置詞 名 詞
at Tokyo University が、東京大学「という狭い \(1\) 点の」という意味の形容詞句(く)になります。

I bought this pen at that store.
あの店でこのペンを買いました。
My brother is at the corner.
弟が角に \([\)立って\(]\) います。
We saw the movie at the theater.
その映画館で映画を見ました。
Open the textbook at page 15.
教科書の\(15\) ページを開きなさい。

「ページ数が \(15\) という特定の \(\boldsymbol{1}\) 点〈に〉教科書を開きなさい」を「教科書の \(\boldsymbol{15}\) ページを開きなさい」と訳します。

in

場所の前置詞の中で、\(in\) は比較的広い場所や、内部にいる(ある)という位置関係を表します。

 彼女はロンドン[]住んでいる。
She lives in London
彼女は 住んでいる。 ~に ロンドン
\((V)\) \((V)\) \([\;M\;]\)
代名詞 自動詞 前置詞 名 詞

 都市や国などの広い場所を表す前置詞には \(\boldsymbol{in}\) が使われます。ただし、次のような文では、
We change trains at London.
ロンドン〈で〉列車を乗り換えます。
*change trains : 列車を乗り換える
 のように、同じ「ロンドン」でも地図の上や駅の名前で使われる場合は、「場所や位置の \(1\) 点」とみなして \(\boldsymbol{at}\) を使います。
Don't swim in the river.
その川泳いではいけません。
We have many volcanoes in Japan.
日本には火山がたくさんあります。
She always has a handkerchief in her bag.
彼女は、いつもバッグの中にハンカチを入れている

on

\(on\) は、場所の表面に接触(せっしょく)していることを表わします。

 黒板[]あなたの名前を書きなさい。
Write your name on the blackboard.
書きなさい あなたの 名前を ~に その 黒板
\((V)\) \(M\) \((O)\) \([\;M\;]\)
他動詞 代名詞 名 詞 前置詞 冠 詞 名 詞

 「黒板に」は、「黒板の表面に (接して)」という意味になります。離れずに表面に接しているものには、上下、たて横 関係なく \(\boldsymbol{on}\) を用います。

 
Can you see a beautiful picture on the wall ?
にかかっている美しい絵が見えますか。
\(←\) 壁の表面に接触している絵
Please put the book on the table.
テーブルの上に本を置いてください。
I met him on / in the train.
電車内で彼に会いました。
*「電車の中で」は、\(\boldsymbol{in,\;on}\) 両方 の前置詞を用いることができますが、アメリカ英語では主に \(\boldsymbol{on}\) が使われます。

from \(\boldsymbol{⇔}\) to

運動や移動の始まり \((=from)\) と終り \((=to)\) を表します。
from:「~から ―― 運動の始まり
to:「~へ、まで ―― 運動の終り

We walked from our home to the station. 私たちは家からまで歩きました。

over \(\boldsymbol{⇔}\) under

基準となる位置から弧を描くように、「~をおおって上部に:\(over\)」、「~をおおって下部に:\(under\)」が基本的な意味になります。

over:「~の真上に(の)、~の上をおおって(た)  ―― 離れた位置
under:「~の真下に(の)、~の下をおおって(た)  ―― 離れた位置

Look at the bridge over the river.
川にかかった橋をごらんなさい。
\(←\) 川の真上の橋
Takeshi put the box under the desk.
タケシは机の下に箱を置きました。
\(←\) 机の真下に

in front of \(\boldsymbol{⇔}\) at the back (rear) of

主に、について「~の前に:\(in\; front\; of\)」、「~の後ろに:\(at\; the\; back\; (rear)\; of\)」 を表します。
いくつかの単語が集まって \(1\) つの前置詞になるものを 群前置詞(ぐんぜんちし)といいます。 群前置詞には、 \(2\) 語から成る \(2\) 語前置詞や \(3\) 語から成る \(3\) 語前置詞などがあります。
in front of:  ―― 物の「~の前に
at the back [rear] of:  ―― 物の「~の後ろ[奥]に

I stopped my car in front of the office.
私は事務所の前に車を止めた。
She stood at the back (rear) of the stage.
彼女はステージの後ろに(奥に)立った。

between と among

\(between\) は、\(2\) つのものについて、「~の間に(で)、」 を、\(among\) は、\(3\) つ以上のものについて、「~の間に(で)、~に囲まれて」をそれぞれ表します。

Nagoya is between Tokyo and Osaka.
名古屋は東京と大阪の中間にあります。
*between A and B は必修 !
Mr. Brown is very popular among the students.
ブラウン先生は生徒たちの間でとても人気がある。

into \(\boldsymbol{⇔}\) out of

それぞれ、運動をともなって「外から内へ」、「内から外へ」の意味を表します。\(out of\) は \(2\) 語で \(1\) つの \(2\) 語前置詞になります。
・into:  ―― 「~へ、~の中へ
・out of:  ―― 「~ の中から、~の外へ

The boys jumped into the river.
 少年たちは川飛び込んだ。
Suddenly she went out of the room.
 彼女は突然、部屋出て行った。
\(←\) 部屋〈の中から外へ〉

beside, by, near

~の近くに」、「~のそばに」を表しますが、 それぞれ意味合いが異なります。
\(\boldsymbol{beside}\):「横」の関係を強調
     ― 「~のそばに(横に)
\(\boldsymbol{by}\):「~に近接して」が基本
   ―  方向を問わない
\(\boldsymbol{near}\):「空間的、時間的近さ

Kate sat beside her mother.
ケイトは母親のかたわらに座った。
There are two chairs by the table.
テーブルのそばにイスが \(2\) つあります。
Is there a bank near the station ?
の近くに銀行はありますか。

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