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助動詞のはたらき

助動詞は、動詞といっしょになって文の形を決めたり、その動詞に新たな意味を付け加えることばをいいます。そのうち、\(\boldsymbol{can}\) は動詞といっしょになって「~できる」という能力・可能などの意味を新たに付け加えます。

助動詞 \([\;\boldsymbol{can}\;]\) 主な学習のポイント
・助動詞のはたらきを理解する
・\(\boldsymbol{can}\) のはたらきを理解する
・\(\boldsymbol{could}\) のはたらきを理解する
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

助動詞の種類とはたらき

助動詞〈\(do\)〉が疑問文や否定文をつくるはたらきをするということを学習しましたが、助動詞には「動詞」を「助けて」動詞ができないはたらきをします。 一般動詞は、単独で疑問文や否定文をつくれないので、\(do\) はそれを助けて疑問文や否定文をつくります。\(do\) と同じはたらきをするものに、\(be,\; have\) があります。ほかにも助動詞には、動詞を手助けして、その動詞に新たな意味を加えるものがあります。

\(1)\) \(\boldsymbol{be,\;do\;have}\)
 \(\boldsymbol{[do]}\)
 ―― 一般動詞の疑問文・否定文をつくる手助けをする
\(\boldsymbol{Do}\) you have any money ?
あなたはお金を持っていますか
I don't have any money.
私はお金を持っていません

 \(\boldsymbol{[be]}\)
 ―― 動詞といっしょになって進行形受動態をつくる手助けをする
He is running in the park.
彼は公園を走っています

 \(\boldsymbol{[have]}\)
 ―― 動詞といっしょになって完了形をつくる手助けをします。 

\(2)\) \(\boldsymbol{[can,\; may,\; must\; ...]}\) 
 動詞の前に置いて「動詞に新たな意味を加える」はたらきをします。これらは、\(2\) 年生で学習し、 ここでは、〈\(can\)〉について学習します。

助動詞 : can

 助動詞は、〈助動詞 \((V')+\)動詞の原形〉 の形で \(1\) つの述語動詞 \((V)\) をつくり、 動詞の原形に新たな意味を付け加えます。助動詞〈\(can\)〉は、「~できる」という能力や可能の意味を動詞に付け加えますが、 他にも許可「~してもよい」や、依頼「~してください」などの意味を動詞に加えるはたらきがあります。 助動詞〈\(can\)〉を含んだ文の形は次のようになります。

平叙文: 〈主語:\(\boldsymbol{S+}\)助動詞\(\boldsymbol{:can+}\)動詞の原形〉
否定文: 〈主語:\(\boldsymbol{S+}\)助動詞\(\boldsymbol{:can+not+}\)動詞の原形〉
疑問文: 〈助動詞:\(\boldsymbol{Can+}\)主語:\(\boldsymbol{S+}\)動詞の原形〉

平叙文では、〈\(can\)〉の後ろに必ず動詞の原形が続きます。否定文では、〈\(can\)〉の後ろに \(not\) をつけますが、短縮形 \(cannot,\; can't\) も使えます。 疑問文では、〈\(can\)〉を文頭に置き、\(Do\) は用いません。また、どの文も主語の人称・数にかかわらず 〈\(\boldsymbol{can+}\)動詞の原形〉の形は変わりません。助動詞〈\(can\)〉を含んだ文の読み方は、 平叙文、否定文は下げ調子〈\;\(searrow\)\;〉で、疑問文は上げ調子〈\;\(nearrow\)\;〉で読み、話します。

能力・可能「~できる」

① 何かができるだけの能力や知識がある
 〈能力〉:タケシは速く泳ぐことができます。
Takeshi can swim fast.
タケシは できる。 泳 ぐ 速 く
\((S)\) \((V')\) \((V)\) \(M\)

 〈能力〉:ペンギンは空を飛べません。
Penguins can not fly.
ペンギンは できない。[cannot/can't] 飛ぶ
\((S)\) \((V')\) \(M\) \((V)\)

 〈可能〉:私たちはその子供たちを助けられますか。
Can we help the children ?
できますか。 私たちは 助ける そ の 子供たちを
\((V')\) \((S)\) \((V)\) \((O)\)

② 状況から判断して可能・可能でない
 〈可能〉:今夜のパーティーに来られます。
I can come to the party tonight.
私は できる。 来る ~に その パーティー 今夜
\((S)\) \((V')\) \((V)\) \([\;M\;]\) \(M\)
 ← 状況からパーティーに出席する時間の余裕がある

 〈可能〉:この川では泳げない。
You cannot swim in the river.
人々は できない。 泳 ぐ ~で こ の
\((S)\) \((V' \cdot M)\) \((V)\) \([\;M\;]\)
  ← ある理由でこの川で泳ぐことを許されていない

ふつう、相手に直接能力をたずねる言い方は失礼にあたる場合がありますので注意しましょう。たとえば、
Can you speak English ? 「英語を話す能力はあるか」
は、特に目上の人には失礼な言い方なので、この場合は一般に、
Do you speak English ? 「英語を話しますか」
 のように表現します。

能力・可能の文に対する答え方

~できるか」の文に対しては、「~できる(肯定)」「~できない(否定)」で答えます。 

\begin{eqnarray} & & \small{〈肯定の答え〉}\\ & & \;\normalsize{:\; Yes,}\; \small{主語の代名詞}\;\normalsize{+can}.\\[7px] & & \;\small{〈否定の答え〉}\\ & & \normalsize{:\; No,}\; \small{主語の代名詞}\;\normalsize{+can't\;[cannot/can\; not].} \end{eqnarray}

Can you swim fast ?
あなたは速く泳げますか。
〈肯定の答え〉: Yes, I can.
はい、できます。
〈否定の答え〉: No, I can't [cannot].
いいえ、できません。
Can she ski well ?
彼女はスキーが上手にできますか。
〈肯定の答え〉: Yes, she can.
はい、できます。
〈否定の答え〉: No, she can't [cannot].
いいえ、できません。

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