助動詞 canCan

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助動詞と can

  • 助動詞は、動詞といっしょになって文の形を決めたり、その動詞に新たな意味を付け加えることばをいいます。そのうち、\(\boldsymbol{can}\) は 動詞といっしょになって「~できる」という意味を新たに付け加えます。

一般動詞  主な学習のポイント
\(\boldsymbol{\cdot}\) 助動詞と can
\(\boldsymbol{\cdot}\) can の用法
\(\boldsymbol{\cdot}\) could の文
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助動詞とは ?

  • be do, have は、疑問文や否定文、進行形など文の形を決める助動詞になります。一方、can は動詞を助けて、その動詞に新たな意味を付加する助動詞になります。このように、助動詞には \(2\) つのはたらきがあります。

can

  • can は、can + 動詞の原形〉の形で \(1\) つの述語動詞 \((V)\) をつくり、「~できる」という能力や可能の意味を動詞に付け加えます。

ヒロシは速く泳ぐことができます
Hiroshi \(\boldsymbol{\color{blue}{can}}\) swim fast.
ヒロシは できる 泳 ぐ 速 く
\((S)\) \((V')\) \((V)\) \(M\)

  • can は、動詞の原形と結びついて \(1\) つの述語動詞になり、主語が \(3\) 人称単数の現在形であっても動詞に -s, -es はつきません。

疑問文

  • 助動詞 can を含む疑問文では、can を文頭に出します。

ヒロシは速く泳げますか
\(\boldsymbol{\color{blue}{Can}}\) Hiroshi swim fast ?
できますか ヒロシは 泳 ぐ 速 く
\((V')\) \((S)\) \((V)\) \(M\)

  • ふつう、相手に直接能力をたずねる言い方は失礼にあたる場合がありますので注意しましょう。たとえば、目上の人に、

Can you speak English ? 英語を話す能力はあるか

  • というのは失礼な言い方なので、次のように表現します。
Do you speak English ? 英語を話しますか

答え方
can の疑問文に対しては、can を用いて答えます。

肯定の答え: Yes, 主語の代名詞 + can.
否定の答え: No, 主語の代名詞 + can't [cannot / can not].

Can you ride a bicycle ? あなたは自転車に乗れますか
Yes, I can. はい、乗れます。

Can your daughter play the piano ? 娘さんはピアノがひけますか
No, she can't. いいえ、ひけません。

Can we play in this park ? 私たちはこの公園で遊べますか
Yes, you can. ええ、遊べます。

否定文

  • can を含む文の否定文は、can の後に not をつけます。
否定文: S + can't [cannot] + 動詞の原形 \(\sim\;.\)

We cannot [can't] see the star here. ここではその星を見ることができません

Masao can't [cannot] ski very well. マサオはあまりスキーができません

He cannot [can't] speak English well. 彼は英語を上手に話せません

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