名詞・冠詞 主な学習のポイント |
---|
・冠詞 a, an, the のはたらきと使い分け |
・名詞の種類とそのはたらきを覚える |
・名詞の複数形のつくり方をマスターする |
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします |
・数えられる名詞の前 | ・単数名詞の前 | ・不特定の名詞の前 |
\(\boldsymbol{a\;+}\) 子音で始まる語: | a girl, a big apple |
\(\boldsymbol{an\;+}\) 母音で始まる語: | an hour, an interesting story |
\(\boldsymbol{1)}\) 基本的な用法 | |
ある不特定の数えられる単数名詞が、はじめて登場したときにつけます。その後、同じものが再び出てきたときには、「その~、先ほどの~」という意味になって特定され、the をつけます。 |
Masao bought a new dictionary yesterday. He uses the dictionary at school. |
マサオはきのう、新しい辞書を買いました。その辞書を授業で使います。 |
\(\boldsymbol{2)}\) 「\(\boldsymbol{1}\) 人(つ)の」 | |
one の意味に使われますが、one よりも弱い意味で、ふつう、訳さないこともあります。 |
Masao have a white dog. | マサオ、白い犬を1頭を飼っています。 |
\(\boldsymbol{3)}\) 「~というもの」 | |
種類全体を表します。ただし、この意味では無冠詞の複数形を用いる表現の方が一般的です。 |
A cat is not a friendly animal. | ネコというものは人なつっこくない。 |
\(=\) Cats is not a friendly animal. |
\(\boldsymbol{4)}\) 「~につき」 | |
月日や数量などの単位に用いられ、[= per / each] の意味を表します。 |
She goes shopping twice a week. | 彼女は週 \(\boldsymbol{2}\) 回買い物に行きます。 |
\(=\;\boldsymbol{1}\) 週間につき \(2\) 回 |
\(\boldsymbol{5)}\) 「ある~」 | |
a certain の意味を表します。 |
His idea is right in a sense. | 彼の考えはある意味正しい。 |
in a sense [séns] :「ある意味では」 |
発展学習 |
a [an] のその他の意味 |
・「いくらかの~」 | |
some の意味を表します。 |
Please stay here fo a while. | しばらくここにいてください。 |
= for some time |
・「同一の~」 | |
of a [an]... の形で用いられ、the same の意味を表します。 |
Ken and I are of an age. | ケンとぼくは同い年です。 |
= the same age |
Birds of a feather flock together. | 類は友を呼ぶ(ことわざ) |
\(=\) 同じ羽毛を持つ鳥は群れを作る | |
feather [féðɚ]: (名)「羽毛」 flock [flάk]: (自)「群がる」 |
I have a dog. | 私は犬を一頭飼っています。 |
\(\boldsymbol{\color{blue}{The}}\) | dog | is | two | years | old. |
そ の | 犬 は | で す | \(2\) | 歳 | |
\(M\) | \((S)\) | \((V)\) | \([\hspace{30px}(C) \hspace{30px}]\) |
\(\star\) the の発音 | |
後ろに続く語によって発音の仕方が変わります |
[ðə] : 子音で始まる語の前 | \(⇒\) the bag, the car |
[ðí] : 母音で始まる語の前 | \(⇒\) the apple, the egg |
\(\boldsymbol{1)}\) 前に出た名詞のくり返し | |
はじめて登場した名詞が、後でもう一度くり返される場合に「その~」と表現します |
I have a son. The son is a teacher. | 私には息子が一人いて、その息子は教師です |
\(\boldsymbol{2)}\) 文脈上指すものを特定 | |
はじめて登場するものであっても、文の内容上指すものが定まっている名詞の前につけます |
Please open the window. | 窓を開けてください |
\(←\) 開けるべき窓がわかっている |
\(\boldsymbol{3)}\) 修飾語句によって限定 | |
名詞の前後に形容詞句や節がついて、意味が限定されるとその前に the を置きます |
〈名詞の前〉 | |
Ken always goes to school at the same time. | ケンはいつも同じ時間に学校へ行きます |
〈名詞の後〉 | |
Mr. white is the teacher of our school. | ホワイト先生は私たちの学校の教師です |
・それ自体目的を表す建物など | |
勉強する目的の学校やお祈りをするための教会などは、無冠詞で用います。 |
go to school 登校する | \(←\) 勉強するための学校 |
go to church お祈りに行く | \(←\) お祈のための教会 |
go to bed 寝床に入る | \(←\) 寝るためのベッド |
at (the) table 食事中に、食卓に | \(←\) 食事するテーブル |
・食事名、学科名、スポーツ名、季節名 |
have breakfast [lunch] | 朝食[昼食]をとる |
play soccer [baseball] | サッカー[野球]をする |
study math [English] | 数学[英語]を勉強する |
I like winter [summer]. | 冬[夏]が好きだ。 |
・慣用表現(かんようひょうげん) | |
慣用表現(= 慣用句)とは、英語でイディオムのことで、\(2\) 語以上の語が結びついて新たな意味を表す語句のこと。 |
〈交通手段〉 | |
by car 車で | by bus バスで |
by train 電車で | by bicycle 自転車で |
〈時の一点〉 | |
at noon 正午に | at night 夜 に |