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一般動詞の基本

文中で述語動詞 \((V)\) のはたらきをすることばを動詞といいます。動詞は文の中で最も重要でなくてはならないものです。人に命令する文以外では動詞がないと文は成立しません。動詞は大きく、\(be\) 動詞と一般動詞に分類されます。\(be\) 動詞は人や物事の様子や状態を表すのに対して、一般動詞は人や物事の動作や活動を表します。そして、\(be\) 動詞と同じように、主語の人称や数、時によって変化します。

一般動詞  主な学習のポイント
・自動詞と他動詞についての理解を深める
・一般動詞の活用 (原形 - 3人称単数現在形 - 過去形) をマスターする
・一般動詞の疑問文と否定文のつくり方
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

・基本動詞〈be, do, have

動詞の中で最も基本的で大切なものに be, do, have の \(3\) つがあります。これらは動詞としてのはたらきのほかに、この後学習する助動詞 (じょどうし)としてのはたらきもあります。ふつうの助動詞とは異なるはたらきをするのが特徴です。

\(1)\) 動詞としての be動詞
  「~です」「~がいる、ある」が基本的意味
 \(be\) 動詞の原形(もとの形)は〈\(be\)〉ですが、これまで学習してきた中にはでてきていません。つまり、
普通の文には原形が使われないという特別な動詞なのです。\(be\) 動詞のはたらきについては \(be\) 動詞の項目を
ごらんください。

\(2)\) 動詞としての〈do
  
(仕事や動作を)する」「行う」が
   基本的意味

I do my work in the morning.
  私は午前中に仕事を〈する〉。

\(3)\) 動詞としての〈have
  (飲食物を)食べる、飲む が基本的意味

I have a pen in my hand.? 手にペンを〈持っている〉
I had a good time at the party. 私はパーティーで楽しい時を〈過ごした〉

\(4)\) 助動詞としての be動詞
 \(1\) 年生では、これから学習する進行形(しんこうけい)で用いられ、\(2\) 年生以降では受動態(じゅどうたい)の文に用いられます。

\(5)\) 助動詞としての〈do
 
一般動詞を含む文の疑問文や否定文に用いられます。〈  〉の中の \(do\) が助動詞になります。

I 〈don't〉 do my homework.? 宿題をして〈いません〉。
Do〉 you go to the library ? あなたは図書館へ行き〈ますか〉。

\(6)\) 助動詞としての〈have
 
主に、\(3\) 年生で学習する完了形(かんりょうけい)の文をつくるのに用いられます。

 ・基本動詞〈be, do, have〉の活用
  動詞の活用とは、主語の人称や数、または「時」によって生じる動詞の語形変化のことをいいます。

 
*現 在 形
be do have
人 称 単 数 複 数 単 数 複 数 単 数 複 数
\(1\)人称 am are do have
\(2\)人称 are are do have
\(3\)人称 is are does dohas have

*過 去 形
be do have 
人 称 単 数 複 数 単 数 複 数 単 数 複 数
\(1\)人称 was were did had
\(2\)人称 were were did had
\(3\)人称 was were did had

自動詞(じどうし)と他動詞(たどうし)

動詞を分類するとき、be動詞と一般動詞という \(2\) 種類の分け方と、もう \(1\) つ自動詞と他動詞という分け方があります。このような分類をするのは、前に \(1\) 度お話しした文の要素との関係があります。それについての詳しい
内容は2年生で学習する \(5\) つの基本文型のところで述べようと思います。下の例文を見てください。

1本の木が立っている。
A tree stands.
1本の 木が 立っている。
\(M\) \((S)\) \((V)\)
冠 詞 名 詞 自動詞

この文は「何がどうした」という、文が成り立つ最低限の要素、主語と述語動詞だけでできています。
このように、主語だけあれば文を成り立たせることができる動詞を自動詞と呼びます。〈自分〉で文を
成り立たせることができる〈動詞〉の意味です。以下は、自動詞を使った文です。

The sun shines.太陽が輝いている。
Boys run.少年たちが走る。
The wind blows.風がふく。
The water flows.水が流れる。
Flowers bloom.花が咲いている。
Fish swim.魚が泳ぐ。
Clouds float. 雲が浮かんでいる。
Birds fly. 鳥が飛ぶ。

次に、下の文を見てください。

Boys like.少年たちは好きです。

これは意味の通る文だと言えるでしょうか。好きなものが何なのか分からないので、相手には伝わりません。つまり、文として成り立たせるためには「何を」にあたることばが必要になってきます。この場合、「好む」を意味する like は〈自分〉だけで文を成り立たせることができる〈動詞〉でないことが分かります。この「何を」を必要とする動詞を他動詞(たどうし)と呼びます。「何を」に当たる部分に「baseball : 野球」ということばを加えてみましょう。

少年たちは野球が好きです。
Boys like baseball.
少年たちは 好 む。 野球を
\((S)\) \((V)\) \((O)\)
(名 詞) (他動詞) (名 詞)

日本語では、「少年たちは野球が好きです。」と訳します。「好む」という動詞は、「何を」という動作の及ぶ対象がないと意味を成しません。そして、その動作が及ぶ対象(目的地)に当たる語が「野球」です。英語では、他動詞の動作の目的地にあたることばを「目的語」(object)といいます。ふつう、目的語は「~を(に)」の意味になります。自動詞と他動詞を分かりやすくいうと次のように 表現します。

自動詞 (intransitive verb) は目的語を必要としない動詞: \(vi.\)
他動詞 (transitive verb) は目的語を必要とする動詞: \(vt.\)

日本語では、「少年たちは野球が好きです。」と訳します。「好む」という動詞は、「何を」という動作の及ぶ対象がないと意味を 成しません。そして、その動作が及ぶ対象(目的地)に当たる語が「野球」です。英語では、他動詞の動作の目的地にあたることばを「目的語」\((object)\) といいます。ふつう、目的語は「~を(に)」の意味になります。自動詞と他動詞を分かりやすくいうと次のように 表現します。

We speak Japanese.  私たちは日本語を話す
Fishermen catch fish.  漁師は魚を捕まえる
Students read books.  生徒たちは本を読む
Farmers til there lands.  農民は土地を耕す
Pupils write letters.  生徒たちは字を書く
Pianists play the piano.  ピアニストはピアノをひく
Young men sing songs.  若者たちは歌を歌う
Cooks cook food.  コックは食べ物を料理する
Boys throw balls.  少年たちはボールを投げる
Mother washes our clothes.  お母さんは私たちの衣類を洗う
Teachers teach many subjects.  教師は多くの教科を教える
Carpenters build houses.  大工さんは家を建てる
I have breakfast.  私は朝食を食べる
You climb the mountain.  あなたはその山に登る

自動詞と他動詞のはたらきをする動詞

自動詞、他動詞の両方のはたらきをする動詞は多く存在します。どちらの動詞として使われているのかは、
後ろに「~を」に当たる目的語があるかないかで判断します。

A car stopped by the gate.
1台の車が門のそばに〈止まった〉。
〈自動詞〉
I stopped a taxi by the gate.
私は門のそばで1台のタクシーを〈止めた〉。
〈他動詞〉

注意すべき自動詞・他動詞

一般動詞の数は大変多く、新しく出てきたものについては〈つづり〉や〈いみ〉〈発音〉だけでなく、それぞれの〈はたらき〉についてもいっしょにコツコツと理解するようにしてください。

 ① 他動詞のような意味の自動詞

到着する:
arrive at the station 〈自動詞〉
= reach the station 〈他動詞〉

自動詞に「~を、に」に当たる前置詞がついて他動詞のようにはたらくものがあります。

② 自動詞のような意味の他動詞
 discuss the plan :
  計画〈について〉話し合う
  〈about :~について〉を入れやすい

 marry a Japanese woman :
 日本人女性〈〉結婚する
  〈with : ~と〉を入れやすい

これらについては、\(2\) 年生でより詳しく学習しますので、ここでは自動詞と他動詞の違いだけしっかり理解してください。

自動詞と他動詞

・自動詞は、文中に単独で存在し文の形を保てる
・他動詞は単独では文を形作れず、
 「何を」に当る目的語が必要

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