アルファベット・基本文Alphabets

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文の要素と成り立ち

  • 日本語と英語の表現の最も大きな違いは、単語の並べ方、語順にあります。日本語で「私は鉛筆を持っています。」を、英語では「〈私は〉〈持っています〉〈鉛筆を〉」と言う語順で表現します。これが英語理解の第 \(2\) 段階です!

文の主な要素

  • 次の単語を適当な順に並べかえて、\(1\) つの文を作ってみましょう。

a   /   am   /   boy   /   I   /   .

  • 記号や数字は組み合わせが自由自在ですが、単語の場合そのようなわけにいきません。単語を組み合わせて、文としての意味が通るのは限られます。

私は少年です。

I am a boy
[ái] [əm] [ə] [bɔ́i]
私 は で す \(1\) 人の 少 年
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)

  • 文は、「だれが、とうする。」「なにが、どんなだ。」という意味を表して、人や物事のさまざまな活動や、その活動の結果生まれた状態を言葉で表したものをいいます。 上のように、文は、\(1\) つひとつの単語が集まってある意味を表します。意味の通る文をつくるには、文の骨格となる要素や品詞についての基本的な理解が必要になります。

英文の書き方
\(①\) 文の始めの単語の第 \(1\) 文字は大文字で書く
\(②\) 文の終わりにピリオド \((period)\) 〈\(.\)〉をつける
\(③\) 日本語で「は」、「に」、「を」 は、英語では語順を変えることで表わす

主語と述語動詞

  • 文には主題を表す主部(しゅぶ)と、主題について述べる述部(じゅつぶ)から成っています。主部の中心となることばを主語 \((\boldsymbol{S})\) といい、述部の中心となることばを述語動詞 \((\boldsymbol{V})\) といいます。主語 \((S)\) は、「何がどうした」「何がどんなだ」の「何が」を、述語動詞 \((V)\) は「どうした、どんなだ」を表します。述部は \((V)\) の他に、「どのようにどんなだ」「何をどうした」のように、どのように何を ということばを含みます。このうち、「どのように」に当たることばを補語 \(\boldsymbol{(C)}\) 、「何を」に当たることばを目的語 \((\boldsymbol{O})\) といい、これら \(4\) つ \((SVOC)\) が文の主な要素になります。これらが文の骨格となり、様々な修飾語句 \((M)\) がくっついてひとつの文を構成しています。\([SVOCM]\) の文字はそれぞれの要素の頭文字を表しています。

\(\boldsymbol{S}\) 主語: \(\boldsymbol{\color{blue}{s}}\)ubject [sʌ́bdʒikt]
\(\boldsymbol{V}\) 述語動詞: \(\boldsymbol{\color{blue}{v}}\)erb [vɚ́:b]
\(\boldsymbol{O}\) 目的語: \(\boldsymbol{\color{blue}{o}}\)bject [άbdʒekt]
\(\boldsymbol{C}\) 補語: \(\boldsymbol{\color{blue}{c}}\)omplement [kάmpləmənt]
\(\boldsymbol{M}\) 修飾語句: \(\boldsymbol{\color{blue}{m}}\)odifier [mάdəfὰiɚ]

  • 修飾語(句)は、修飾の対象となるものの意味内容を説明するために用いられることばです。目的語 \((O)\) や補語 \((C)\) については後で詳しく学習します。

・品 詞(ひんし)
文を構成する単語は、文の中で文法的に特別な機能や形態などに分類されます。その分類されたものを品詞といいます。品詞は全部で \(\boldsymbol{10}\)種類に分類できます。
名詞 / 冠詞 / 代名詞 / 動詞 / 助動詞 / 形容詞 / 副詞 / 前置詞 / 接続詞 / 間投詞

個々の品詞についてはこれから詳しく学習していきます。

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\(\boldsymbol{1}\) つの文には主語と述語動詞はそれぞれ \(\boldsymbol{1}\) つだけ \(\boldsymbol{!}\)

My cousin in a small town works very hard at school from morning till night every day.
小さな町にいる私のいとこは、学校で朝から晩までとても熱心に勉強しています

  • 長い文を訳す場合、まず文の中心である「主語」と「述語動詞」を見つけることがが大切です。\(1\) つの文には「主語」と「述語動詞」がそれぞれ \(1\) つだけです。この文では、cousin(いとこ)が主語で、works (勉強する)が述語動詞になり、残りはすべて、主語や述語動詞の様子や動作を説明する修飾語句になります。「いとこは勉強しています。」が基本で、「いつ、どこで、どのように」ということばがそれにくっついているのです。

\(\boldsymbol{A,\;a}\) って何 \(\boldsymbol{?}\)
\(\boldsymbol{a\;pen\;=}\) ペン \(\boldsymbol{a\;desk\;=}\) 机
日本語ではわざわざ「\(\boldsymbol{1}\) つの」と言わない
反対に、英語では必ず「\(\boldsymbol{1}\) つの」と言う

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