受験生や独学する一般人のための学習サイト

文の要素と成り立ち

日本語と英語の表現の最も大きな違いは、単語の並べ方、語順にあります。日本語で「私は鉛筆を持っています。」を、英語では「〈私は〉〈持っています〉〈鉛筆を〉」と言う語順で表現します。これが英語理解の第 \(2\) 段階です!

文の主な要素

次の単語を適当な順に並べかえて、\(1\) つの文を作ってみましょう。

a   /   am   /   boy   /   I   /   .

    

記号や数字は組み合わせが自由自在ですが、単語の場合そのようなわけにいきません。単語の組み合わせで文としての意味が通るものは 1 つだけだからです。

 私は少年です。
I am a boy
[ái] [əm] [ə] [bɔ́i]
私は です \(1\) 人の 少年
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((C)\)

文とは、「だれが、とうする。」 「なにが、どんなだ。」という意味を表して、人や物事の、さまざまな活動や、その活動の結果生まれた状態を言葉で表したものをいいます。上のように、文は、\(1\) つひとつの単語が集まってある意味を表します。意味の通る文をつくったり、文の内容を理解する場合には、文の骨格となる要素や品詞についての基本的な理解が必要になります。

英語の文の書き方

① 文の最初にくる単語の始めの文字は大文字
  で書く
② 文の終わりにはピリオド (period) 〈.〉
  をつける
③ 日本語では「は」、「に」、「を」
   ⇔ 英語では語順を変えることで表わす

<日本語とのちがい>


 レモンは黄色い。
A lemon is yellow.
[ə] [lémən] [iz] [jélou]
\(1\) つの レモンは です 黄色い
\(M\) \((S)\) \((V)\) \((C)\)
冠詞 名詞 \(be\)動詞 形容詞
 私はレモンを \(1\) つ持っています。
I have a lemon.
[ái] [hæv] [ə] [lémən]
私は 持っている \(1\) つの レモンを
\((S)\) \((V)\) \(M\) \((O)\)
代名詞 動詞 冠詞 名詞

上の例文を見れば、英語と日本語の表現の違いがよくわかります。一番の違いは、単語の並べ方(語順)です。日本語で「レモンは黄色い」は、英語では「〈レモンは〉〈です。〉〈黄色い〉」と表現し、「私はレモンを持っている」は、英語では「〈私は〉〈持っている。〉〈レモンを〉」と表現します。

 単語が集まって1つの文になると発音が変わる!
英語の発音は、文になると[  ]でくくったように、1つの単語を発音するときとは違った発音になります。名詞など、文の重要な要素占める語は強く発音され、その他の語は弱く発音されるので、1つの文がつながったような発音の仕方になります。これが、英語を聞きなれない人が聞くと、何を言っているのか分からなくなる主な理由です。

<主語と述語動詞>  「なに(だれ)が、~です。」「なに(だれ)が、~する。」 

文には主題を表す主部(しゅぶ)と、その主題について述べる述部(じゅつぶ)から成っています。主部の中心となることばを主語 \((\boldsymbol{S})\) 述部の中心となることばを述語動詞 \((\boldsymbol{V})\) と言います。主語 \((S)\) は、「何がどうした」「何がどんなだ」の「何が」に当たり、述語動詞 \((V)\) は「どうした、どんなだ」に当たります。述部は述語動詞 \((V)\) の他に、「どのようにどんなだ」「何をどうした」のように、「どのように」に当たることば補語 \(\boldsymbol{(C)}\) と、「何を」に当たることば目的語 \((\boldsymbol{O})\) を含みます。そして、この \(4\) つ \((SVOC)\) が文の主な要素になります。この \(4\) つが文の骨格となり、それらを中心に様々な修飾語句 \((M)\) がくっついて文が出来上がっています。\([SVOCM]\) の文字はそれぞれ英語の頭文字を表しています。

\(\boldsymbol{S}\) 主語: \(\boldsymbol{\color{blue}{s}}\)ubject [sʌ́bdʒikt]
\(\boldsymbol{V}\) 述語動詞: \(\boldsymbol{\color{blue}{v}}\)erb [vɚ́:b]
\(\boldsymbol{O}\) 目的語: \(\boldsymbol{\color{blue}{o}}\)bject [άbdʒekt]
\(\boldsymbol{C}\) 補語: \(\boldsymbol{\color{blue}{c}}\)omplement [kάmpləmənt]
\(\boldsymbol{M}\) 修飾語句: \(\boldsymbol{\color{blue}{m}}\)odifier [mάdəfὰiɚ]

修飾語(句)とは、修飾の対象となるものの意味内容を説明するために用いられることばを言います。
目的語 \((O)\) や補語 \((C)\) については後で詳しく学習します。

・品 詞(ひんし)
文を構成する単語は、文の中で文法的に特別な機能や形態などに分類されます。その分類されたものを品詞
(ひんし)といいます。品詞は全部で \(\boldsymbol{10}\)種類に分類できます。

名詞 / 冠詞 / 代名詞 / 動詞 / 助動詞 / 形容詞 / 副詞 / 前置詞 / 接続詞 / 間投詞

個々の品詞についてはこれから詳しく学習していきます。

 1つの文には主語と述語動詞はそれぞれ1つだけ!

My 〈cousin〉 in a small town 〈works〉 very hard at school from morning till night every day.

入試問題では、このように長い文を訳す問題がよく出ます。長い文を訳す場合、まず「主語」と「述語動詞」をとらえることが大切です。なぜなら、文のもとになる最も重要なのものはこの「主語」と「述語動詞」だからです。そして、\(1\) つの文には「主語」と「述語動詞」がそれぞれ \(1\) つという決まりがあります。この文は \(cousin\)(いとこ) が主語で、\(works\) (勉強する)が述語動詞で、残りは主語や述語動詞の様子や動作を説明することばになります。この文の基本は、「いとこは勉強しています。」で、それに「いつ、どこで、どのように」ということばがくっついているのです。

「小さな町にいる私の〈いとこ〉は、学校で朝から晩までとても一生懸命(いっしょうけんめい)
勉強しています〉。」

29 A lemon is yellow.  の [A, a]って何?

ペ  ン  a   pen
えんぴつ  a  pencil
本  a  book

もともと「ひとつの」と言う意味ですが、わざわざ「一本のえんぴつ」と言わずに、ただ「えんぴつ」でよいのです。日本語では、友達にえんぴつを借りるとき、「えんぴつかして」というだけで、「一本のえんぴつをかして」とは言いませんよね。ただし、英語では「一つの品物を表す言葉」の前には必ず < \(a, an\) > がつくのです。これだけではなく、英語には日本語にはないいろいろな決まりがあります。

inserted by FC2 system