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関係詞とは \(?\)

関係詞(かんけいし)は \(2\) つの文を \(1\) つに結んで、関係させる詞(ことば)をいいます。 \(2\) つの文を結びつける働きをする ことばには接続詞がありますが、接続詞と違う点は、関係詞の場合、後ろに \(1\) つの文を伴うと同時に自分の前にある名詞を修飾するはたらきをします。関係詞によって導かれる文は形容詞節として名詞を修飾します。 つまり、関係詞は名詞を修飾する形容詞節をつくることばであると言えます。そして、関係詞を含む形容詞節によって修飾される名詞を、特に先行詞(せんこうし)といいます。形容詞節よりもに来ることばと覚えましょう。

関係代名詞  主な学習のポイント
・関係詞の意味やそのはたらきについて
・関係代名詞・関係形容詞について
・関係副詞と関係詞の特別用法
この項目についてお聞きになりたいことは、 「*ご質問・お問わせ」からお願いします

次の日本文を見てください。

\(\boldsymbol{a)}\) 「私は昨日、'音楽'を聞きました」
\(\boldsymbol{+}\)
\(\boldsymbol{b)}\) 「'その音楽'は日本で人気がありました」
\(\boldsymbol{=}\)
\(\boldsymbol{c)}\) 「私は昨日、'日本で人気のある音楽'を聞きました」

\(a)\) と \(b)\) において、\(b)\) は \(a)\) の「音楽」を説明している関係にあります。 仮に \(a)\) を、主な内容を表すという文という意味から主文(しゅぶん)、\(b)\) を、主文の特定部分を説明するという意味から説明文と呼びましょう。そして、これら \(2\) つの文をつなぐと \(c)\) になります。 このとき、 \(a)\) の「音楽」という名詞を修飾し、さらに \(b)\) の文をつなぐ関係詞は \(c)\) の文には存在しません。日本語では、関係詞がなくても直接これらをつなぐことができます。しかし、英語では関係詞がないと \(2\) 文をつなぐことができません。

主文\(\boldsymbol{\;:\;a)}\)
I lisetned to \(the\;music\).
説明文\(\boldsymbol{\;:\;b)}\)
\(The\;music\) was popular in Japan.
\(\boldsymbol{\color{red}{a)+b)}}\)
I listened to the music \(\boldsymbol{\color{blue}{which}}\) was popular in Japan.
\(\times\) I listened to the music was popular in Japan.

\(which\) が \(2\) つの文をつなぐ役目を果たす関係詞です。関係詞には次のようなはたらきがあります。

\(2\) 文を結ぶ接続詞になる
関係詞節内で先行詞の代わり [ここでは代名詞] になる

例文 \(a)+b)\) において、 \(the\;music\) が関係詞 \(which\) の先行詞であり、 先行詞を修飾する形容詞節を「先行詞節」と言います。また、関係詞には、

・先行詞節内の関係詞が代名詞 … 関係代名詞
・先行詞節内の関係詞が形容詞 … 関係形容詞
・先行詞節内の関係詞が副 詞 … 関係副詞

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