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現在完了の用法

現在完了形は、過去のある時点に始まった出来事が、「ある意味」によって現在までつながっていることを表わす形ですが、この「ある意味」にはいくつかの種類があります。

1)  継 続(けいぞく)を表す

 「(今まで)ずっと~している、~である」という意味になり、 過去のある時点から現在までの状態の継続を表します。

ジムは東京に住んで6年になります。
Jim has lived in Tokyo for six years.
ジムは 住み続けている 東京に 6年間
(S) V' (V/C) [ M ] [ M ]
← 〈6年前に東京に住んだ〉+〈今もそこに住んでいる〉

「継続」の用法では、
 be動詞、know, have, live, want, stay
など、それ自体継続の意味を含む状態の動詞が 用いられます。一方で、動作の継続を表す場合には、現在完了進行形という形が用いられます。

現在完了進行形: have [has] been + 現在分詞

継続の用法でよく使われる副詞句

主に時間を表す副詞句が用いられます
時の起点(きてん)を表すもの
 ―― since 「~以来、~から」

* しばしばever since の形で

時間の長さを表すもの
 ――for 「~の間」
 ――for the past [last] ~ 「ここ~の間」
 ――How long ~ ? 「どれくらいの間~か」

状態の継続
I have lived in Japan for ten years.
私は日本に住んで10年になります
← 私は10年間〈ずっと〉日本に住んでいる

状態の継続
I haven't seen him since yesterday.
私は昨日から彼に会っていません。
← 昨日彼に〈会わなかった〉+今日も〈会っていない〉

状態の継続
How long
have
you been here ?
こちらにはどのくらいおられますか。
← 滞在期間などをたずねる
 ――For an hour.
 ――1時間になります。

動作の継続
It has been raining since last night.
昨夜から〈ずっと〉雨が降り続いている
 ← 「雨が降る」動作の継続

動作の継続
How long
have
you been waiting for the bus ?
どのくらいバスを待っているのですか。
 ← 「待つ」という動作の継続

2) 経 験(けいけん)を表す

「(今までに)~したことがある」 の意味で、過去のある時点の出来事が経験として今現在まで残っていることを表します。


1度沖縄に行ったことがある。
I have been to Okinawa once.
私は 行ったことがある。 沖縄へ 1度
(S) (V) (M) (M)
 ← [過去に1度京都へ行った] + [だから、今私は ~ である]

経験の用法でよく使われる副詞句

主に、回数や頻度を表すことばが用いられます

・回数を表すことば
 once
 ―― 「1度」
 twice
 ―― 「2度」
 ~ times
 ―― 「~度、~回」

・頻度を表すことば
 often
 ―― 「しばしば、よく」

 How often ~ ? / How many times ~ ?
 「何度、何回」

 ever
―― 疑問文:「今まで(に)」

 never
―― 否定文:「1度も~ない」

 before
――「以前に」

I have never climbed Mt. Fuji.
今まで一度も富士山に登ったことがない

Has he ever visited New York ?
今までニューヨークへ行ったことがありますか
 ← ニューヨークを訪れる
 ―― Yes, he has. / No, he hasn't.
 ―― ええ、あります
 ―― いいえ、ありません

How many times have you seen a Koara ?
コアラを何回見ましたか
 ← 何度見たことがあるか
―― Three times.
―― 3回です。


経験用法の been

been は経験を表す場合、 「~へ行ったことがある」「~にいたことがある」「~に来たことがある」という意味になります。
 Have you ever been to Hawaii ?
 今までハワイへ行ったことがありますか。
 We have never been here.
 私たちは1度もここに来た[いた]ことはない。
 She has been in this town before.
 彼女は以前この町にいたことがある。
 ← 住んでいたこと

 

3) 完了を表す

「(今)~したところだ」「もう~してしまった」の意味で、過去のある時点での動作が現在よりもちょっと手前で完了したことを表わします。

ジムはもう昼食を済ませました。
Jim has already had lunch.
ジムは もう食べてしまった 昼食を
(S) V' M (V/C) (O)

完了の用法でよく使われる副詞(句)

just
 ――「ちょうど、たった今」

already
 ――肯定文で「もう、すでに」

yet
 ――疑問文で「もう」
 ――否定文で「まだ」

I have just finished my homework.
 〈ちょうど〉宿題を済ませたところです。
I haven't finished my homework yet.
 〈まだ〉宿題を済ませていません。
 Have you finished your homework yet ?
 〈もう〉宿題を済ませましたか。

 〈already〉を文末に置いたり、疑問文で用いたりすると、「そんなに早く~してしまったのですか」という〈驚き〉の 内容に変わります
You have had lunch already !
Have you already had lunch ? 
〈もう〉食べ〈ちゃったの〉。

4) 結果を表す

(もう)~してしまった → だから今は…だ」と、過去の行為の結果が現在にも及んでいること表します。

マイクは学校へ行きました。
Mike has gone to school.
マイクは 行ってしまった。 ~へ 学校
(S) [ V ] [ M ]
 ← だから今、家にはいない。

「結果」用法は、過去のある時点の出来事の結果が現在にもおよんでいることが明らかに含まれることを表わします。したがって、この例文は
 Mike went to school and he isn't at home now.
と書きかえることができます。
 I have lost my watch.
⇒ I lost my watch and I don't wear it now.
  時計をなくしたので、今していない

 He has sold his house.
⇒ He sold his house and he doesn't live there now. 
 自分の家を売った。だから、今はそこに住んでいない

「継続」「経験」「完了」の been

現在完了の用法で been の意味を使い分けます
(継 続)
He has been here for three day.
彼は3日間ずっとそこにいます

(完 了)
I have just been to the station to see her off.
彼女を見送りに駅へちょうど行ってきたところです。

(経 験)
I've been in Kyushu once.
1度九州に行ったこと「いたこと」がある

been の代わりに〈gone〉を用いると〈結果〉を表します。
(結 果)
 ⇒ He has gone to the station to see her off.
彼女を駅に見送りに行ったので、今はいません
= He went to the station to see her off, so he is not at home now.


 ・「~してから…年[月・日]になる」のいろいろ
「私がトムに会ってから3年になります」
(現在形)
 It is [It's] three years since I saw Tom.
 ← 現在の年月を強調
(完了形)
 It has [It's] been three years since I saw Tom.
 ← 継続している年月を意識
(完了形)
 I have seen Tom for three years.
 ← 継続している「人」を意識
(完了形)
 Three years have passed since I saw Tom.
 ← 経過した年月を強調
(過去形)
 I saw Tom three years ago.
 ← 来日した「事実」を強調

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