<<戻 る  次 へ >>

過去完了形

ここからは発展学習です。

 Keiko has just been to the library.
  ケイコはちょうど図書館へ行ってきたところです

この文は、
 ① Keiko went to the library some hours ago. 
 ② She is at home now.
という2つの出来事が〈現在〉を基準にしてつながっています。一方、時の基準を現在ではなく、〈過去のある時点〉にして、 それより以前の出来事を結びつける言い方もあります。

 「私が帰宅した時、母はちょうど買物から戻ったところだった。」
この文には、「私が帰宅した」と「母が買物から戻った」の2つの事柄が述べられています。ここでは、基準となる過去のある時点を「私が帰宅した」時に、それよりも少し以前の「母が買物から戻った」事柄を結びつけています。

これを英語に直すと次のようになります。
 Mother had just come home from shopping when I came home.

            
過去完了の形:〈had + 過去分詞〉

疑問文
Had + S + 過去分詞 ~ ?
否定文
S + had not [never] + 過去分詞….
* had not = hadn't

(疑問文)
 Had he ever been abroad before he got married ?
  彼は結婚する〈前に〉海外へ行ったことがありましたか
 ―― Yes, he had. / No, he hadn't.
  ―― はい、ありました
  ―― いいえ、ありませんでした

(否定文)
 I had never seen a koala until I went to Australia.
  私はオーストラリアへ行く〈まで〉コアラを見たことがなかった

過去完了形にも4つの用法があります。

1) 継 続

「(ある過去の時点まで)ずっと~だった

現在完了形と同じく、用いる動詞はそれ自体継続の意味を含んだ状態を表すものに限られます。 また、動作の継続を表す場合は、過去完了進行形 〈had been + 現在分詞(-ing)を用います。

 Had you known Ichiro before he became a great baseball player ?
 イチローが偉大な野球選手になる〈前から〉彼を知っていましたか
  野球選手になった時よりも前に〈すでに〉知っていたか

 I had been waiting two hours before Takeshi came.
 タケシがやって来る〈まで〉2時間ずっと待っていた
  ← タケシが来た時より〈以前に〉…

2) 経 験

「(ある過去の時点までに)~したことがあった

現在完了形と同じく「経験」を表すことばが文に含まれます。

 They had never touched snow until they visited Japan.
  彼らは日本を訪れる〈まで〉雪に触れたことがなかった。

3) 完 了

「(ある過去の時点に)~したところだった

現在完了形と同じく「完了」を表すことばが文に含まれます。
 I had just finished my homework when my father came home.
  父が帰宅した〈時〉、ちょうど宿題を終えたところだった

4) 結 果

「(ある過去の時点までには)~してしまっていた

ここでも、時の基準が「現在」から「過去のある時点」に変わっただけです。「完了」と「結果」用法における時の基準は、主に接続詞 when, before [after], until [till] などで導かれる節で示されます。

 The last train had left when we got to the station.
  私たちが駅に着いた〈時には〉、最終電車が出てしまった
  ← だから帰れなかった

5) 大過去

この用法は、過去の2つの出来事の前後関係を明らかにする場合に用いる表現です。「過去のある時」と「それよりも以前に起こったこと」を1つにまとめて表す形です。

 The man helped our son that had been drowning in the river. 
 その男性は川で〈おぼれかけていた〉息子を〈助けてくれました〉
 〈過 去〉→〈息子が川でおぼれかけた〉→〈男性が息子を助けた〉
 →〈現 在〉

 Hiroshi took a bath after he had finished his homework.
 ヒロシは宿題を〈済ませてから〉お風呂に〈入った〉
 〈過 去〉→〈宿題を済ませた〉→〈お風呂に入った〉→〈現 在〉

このように、2つの事柄が起きた前後関係を1つの文にまとめるときには〈大過去〉を用いますが、これらを時間を追って表現するには、過去時制を用いることもできます。
 Our son was drowning in the river and the man helped him.
 息子は川で〈おぼれかけた〉が、その男性が〈助けてくれた〉。

6) 時制の一致による過去完了の利用

従属接続詞節を含む文(複文)において、主節の述語動詞と従属節の述語動詞との間にある一定の法則を時制の一致といいますが、時制の一致には次のような関係があります。

主節の述語動詞 従属節の述語動詞
現在 → 過去 現在 → 過去
過去 → 過去完了
現在完了 → 過去完了

 He tells me that he has lost the ticket at home. 
  彼は私に切符を家に〈忘れてきた〉言ってます
 → He told me that he had lost the ticket at home. 
  彼は私に切符を家に〈忘れてきた〉言った

 I think (that) they were not at home then. 
  彼らはその時家に〈いなかった〉思います

 → I thought (that) they hadn't been at home then. 
  彼らはその時家に〈いなかった〉思いました

次の2つの文を見てください。
 a) Mike bought this camera five years ago.
 b) Mike had bought this camera five years before.

どちらも、
  「マイクはこのカメラを〈5年前に〉購入した」
という意味になり、〈ago〉と 〈before〉はそれぞれ「~前に」と言う意味の副詞ですが、使い方に違いがあります。

〈ago〉… 現在から(ある時間)前に
〈before〉… 過去のある時点から(ある時間)前に

〈ago〉は過去を表すことばで過去形に用います。一方、〈befoere〉は過去のある時点を基準として「それ以前に」の意味を表し完了形に用います。
  × Mike bought this camera two years before.

各種問題集

英語[基礎固め]問題集

一般公立校、中堅私立校向け基礎固め問題 おすすめ

数学[基礎固め]問題集

一般公立校、中堅私立校向け基礎固め問題 おすすめ

1学期総復習

2学期以降、英語の苦手意識がつかないよう復習

2学期総復習

広範囲で複雑な英語学習に対応した問題

トレーニング問題

入試英語の要点整理と活用法をこの1冊で修得 おすすめ

トレーニング問題

入試数学の要点整理と活用法をこの1冊で修得 おすすめ

特選英語問題

難関校向け英語実力強化問題

ハイレベル模擬テスト

難関校向け英語実力テスト

↑ PAGE TOP